「調子に乗って酒を飲みすぎ、夜の駐車場に座り込む私。ぐったりしていると、知らない人が車で...」(長野県・40代女性)
「このままにしておけないよ」
恥ずかしかったですが、飲み過ぎて途中でバスを降りて吐いてしまった事を話すと、女性は後ろにいた夫らしき男性に、
「ねぇこの子送ってあげようよ。このままにしておけないよ」
と言い、肩を貸してくださり、車に乗せてくれました。
そこから家まで車で10分ほどだったのですが、走ってもらいながら何とか道を説明する事ができ、自宅の前まで送ってくださったのです。
私は、「本当にありがとうございました......」とお礼を伝えるので精一杯でしたが、彼女は
「無事にお家に着いて良かった」
というようなことを言ってくださいました。
具合の悪さで目がろくに開けられずにいて、お顔もしっかり見えておらず車の特徴も何も覚えていません。ですが、あの女性の優しく明るい声と、とても心配してくださっているあの空気感は今でも忘れる事ができません。
どこの誰とも知らない私に声をかけてくださった女性と、運転してくださった男性に、心から感謝しています。
あの時は本当にありがとうございました。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな、あの時自分を助けてくれた・親切にしてくれた人に伝えたい「ありがとう」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。
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