テレビ業界御用達! 芸能人を虜にする「ロケ弁」の味、体験してみた【津多屋編】
人気も納得! 異次元のおいしさに感動


津多屋ののり2段幕の内弁当のおかずは、季節によって変わる。今回購入した弁当には、豚の角煮、煮卵、ポテトサラダ、メカジキ麹焼き、豆腐袋煮、豚のごぼう巻き時雨煮、クリームコロッケ、明太薩摩揚げ、里芋煮、春巻、椎茸煮、大根の桜漬けの12種類が入っていた。

「ちょっと贅沢な感じの、のり弁当だろう」と筆者は少しなめてかかっていた。しかし、1口食べたところで、その考えを覆さざるをえなくなった。
どのおかずも弁当とは思えないほどクオリティが高く、温めなくともベストな味が楽しめるのだ。ほどよい甘味と濃厚な旨味のコンビネーションが襲い掛かる豚の角煮。湯葉のような美しい皮に包まれた春巻は、弁当であるにもかかわらず、心地よい堅さの食感が残っている。

数あるおかずの中でも特に驚かされたのが、メカジキ麹焼きだ。本当に自分は弁当を食べているのかと疑いたくなるほどのふっくらとした食感、食べた瞬間に身も心も包まれる優しくもしっかりとした塩味。家で焼いてもこんなハイクオリティな仕上がりにはできない。
もちろん、主役のごはんとのり、おかかのコンビネーションもやみつきになるおいしさだったが、おかずのレベルの高さは弁当の域を超え、本格的な料亭を箱にそのまま詰めてしまったかのような味わい。
これなら芸人が家に持って帰りたくなるのも頷ける。贅沢すぎる体験が待っていた。