「奈良の大仏」なのに大仏じゃない!?
大仏通りを外れてしばらくすると、木製の看板で「奈良の大仏」と書かれた看板が目に入ってきた。
この看板の右側にある車1台がギリギリ通れるほどの細い道を少し進めば「奈良の大仏」とご対面できる。いよいよ待ちに待ったご対面――だったのたが......。
一瞬、カーナビの案内が間違っているのではないかと疑ってしまった。
案内板の先にあったのは、大きな大仏殿や銅製の大仏ではなく、ささやかな石造の釈迦如来像だった。
その釈迦如来像も、台座部分を除いた本体も大きくない。身長170cmの筆者とそれほど変わらない大きさにしか見えないのだ。