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あの時はありがとう
旅先いい話

「原付で転び、道路に倒れたまま流血。後ろから来た車は、見て見ぬふりで私を避けていき...」(愛知県・40代女性)

福田 週人

福田 週人

2021.12.05 08:00
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「どうかたくさんの手が差しのべられるように」

病院に運ばれ、無事に治療を終えた後に、ようやく彼の名前も連絡先も聞いていない事に気付きました。

後日、救急車を呼んでくれて、私の原付も保管してくれていた洋服店にお礼に伺ったのですが、あの外国人男性の事は全くわからないという事でした。

18歳の私は、事故でケガをしても他人は見て見ぬふりをするんだな、と社会の現実を知りました。

あの時唯一、声をかけて助けてくれた彼に、きちんとお礼を言えていない事がずっと心残りです。

あの時は助けてくださって、本当にありがとうございました。あれから25年以上経ち、私も人の親になりました。あの事故でできた左腕の傷跡の話は子供にも話しています。

先日、子供と一緒にいた時に、自転車で転倒した高齢の方を見かけ、起き上がるのを他の方とお手伝いしました。

相変わらず見て見ぬふりの人も多い世の中ですが、この地球のどこかにいる誰かが何か困った時、どうかたくさんの手が差しのべられるようにと心から祈っています。

誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!

地獄に仏――そんな言葉が思い浮かぶエピソードだ。

皆さんにも、トラブルやピンチに襲われた際、親身になって助けてくれた人はいるだろうか。

Jタウンネットでは読者の皆様の「『ありがとう』と伝えたいエピソード」を募集している。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、エピソードを体験した時期・場所、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

(※なお本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談の一部を改変している場合があります。あらかじめご了承ください)

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