「店でいちばん安いメニューを、3年間毎日頼み続けた大学生時代。そんな私にある日、店の奥さんが...」(東京都・50代男性)
「出前の注文を取り間違えちゃったから」
奥さんは「ごめんねー、出前の注文を取り間違えちゃったから食べて」、と。
けれどこの日、私が席に着いてから一度も、出前の注文の電話は鳴っていなかったのです。
3年間もラーメンとチャーハンしか食べられない私を心配して下さったのでしょう。ご夫婦への感謝の気持ちは、生涯消えることはありません。
先日、30年ぶりに「二番館」の近くを訪れると、残念ながらそのお店はもうありませんでした。
ご主人、奥さん、あの時はありがとうございました。夢の中で「二番館」のラーメンを食べさせて頂きます。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
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(※なお本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談の一部を改変している場合があります。あらかじめご了承ください)