「やき弁」は洋風になっても「やき弁」だった 新発売のパスタ風フレーバーを食べてみた結果
ゆるくイタリアン!「ミートソース風」
まずは「ミートソース風」。パスタの大定番フレーバーをカップ焼そばに落とし込んだ商品です。
ナポリタン風のカップ焼そばはこれまでにも登場していましたが、ミートソースは王道味ながらあまりカップ焼そば化されていません。
トマトベースのミートソース風ソースに、いつもの「やき弁」より太くて縮れのついた油揚げ麺と、ミートソース風の具、そしてパセリの入ったふりかけが合わせられています。
トマトの風味や玉ねぎ、ニンニクなどはしっかり感じられますが、肉の旨みがおとなしく、塩気も弱め。そしてソースの量がそれほど多くないため、麺と混ぜてしまうとミートソースらしいペースト感がなくなってしまいます。良くも悪くもミートソース「風」のゆるいイタリアンで、「やき弁」らしい塩気の穏やかな味でした。
ミートソース風の具が入っていますが、挽肉ではなく大豆ミート。具からも肉の旨味は感じられません。
ただ、刻んだ玉ねぎやニンジンからは多少、ミートソースの雰囲気が出ていました。ふりかけはパセリ。
ソースの味が穏やかなので、相対的に油揚げ麺のスナック的な風味が前に出てくるところに「やきそば弁当」らしさ、カップ焼そばらしさが感じられ、ミートソースらしさやイタリアンっぽさよりも強い印象でした。