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全国のやさしさ集まる【ほっこりタウン】できました

「真冬の荒れた海のそばに、独りで泊まる若い女。『訳アリ』を察した民宿の従業員が...」(神奈川県・50代女性)

福田 週人

福田 週人

2021.11.07 08:00
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2時間おきに話しかけてくれた

夕食を終え、夜更けになっても、

「お布団、足りる?」
「湯たんぽい入れますか」
「明日の朝は一番風呂どうぞ」

と、民宿の皆さんが部屋のドア越しに、2時間おきに代わる代わる話しかけてくるんです。

いっそ、「自殺とかはしませんよ」とズバリ言ったほうが良いかも、なんて悩みながら朝を迎えました。

そして翌朝、チェックアウトの時間ちょうどに、民宿にレンタカーに乗った私の父が現れると、女将さんは安心したのかため息まじりの笑顔で送り出してくれました。

女将さんが笑顔で見送ってくれた(画像はイメージ)
女将さんが笑顔で見送ってくれた(画像はイメージ)

そんな彼女の姿に、「きっと過去には色んな『わけあり』のお客さんがいたのかな...」と、いろいろ想像しました。

それから1年後に、父は病死しました。けれど、父の命日にはあの時の伊豆での体験を懐かしく思い出します。

「忘れられない旅先でのエピソード」、教えて!

Kさんの身を案じて、色々と気を遣ってくれた民宿の人々。結果的には勘違いだったものの、Kさんにとっては温かい思い出になったようだ。

皆さんにも、旅先でのほっこりした話、素敵な出会い、思い出に残っている体験談はあるだろうか。

Jタウンネットでは読者の皆様の「旅先いい話」を募集している。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッター(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、旅行に行った時期・場所、具体的なエピソード(どんなことにほっこりしたのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度~)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

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