「やりやがったな!」「これは戦争不可避」 セブンに並んだ2種類の「いも煮つゆ」に山形民憤慨
「〆はカレーうどん」が最高
とりぷるさんが二種類の「いも煮つゆ」が並んでいるのを見つけたのは、25日のお昼頃。米沢市内のセブンイレブンでの買い物中だった。
「東北の郷土料理の代表格である芋煮ですが、一口に芋煮と言っても『醬油か?味噌か?牛肉か?豚肉か?』、といった争いが日々絶えません」
と語るとりぷるさん。そんな、天敵同士ともいえる醤油味とみそ味が一緒に並んでいるという光景に、「セブンイレブン、やりやがったな!」と思ったそうだ。
ちなみに、置賜地方に位置する米沢市在住のとりぷるさんは、もちろん醤油派。改めてその魅力について聞いてみた。
「醤油ベースで煮込まれたホクホク熱々の里芋と牛肉がたまりません!
そして〆は食材の旨みがギュッと濃縮された汁で作るカレーうどん! 『えっ、カレーうどん?』と思われるかもしれませんが、『芋煮の〆はカレーうどん』ってくらい近年の定番メニューとなっています」(とりぷるさん)
里芋と牛肉を煮込んでいた醤油味の汁でいただくカレーうどん......聞いているだけで美味しそう。どんな味がするのか気になるところだ。
では、反対に味噌味の芋煮についてはどう思っているのだろうか。記者が聞いてみると、実はとりぷるさんは人生で一度も味噌味を口にしたことがないという。
「味噌味の芋煮には豚肉が使用されているわけですが、あれは豚汁と何が違うのでしょうか? 具材の違いなのかな...」(とりぷるさん)
醤油派のとりぷるさんにとっては、そもそも「味噌味の芋煮」という料理自体にあまりピンとこないようだ。
「『どちらも美味しいんだから認め合いなよ』という声もありますが、我々は醤油の芋煮を食べて育ちました。米沢の芋煮といえば醤油と牛肉以外有り得ません!」(とりぷるさん)
やはり醤油派と味噌派の間には、高い壁が築かれているらしい。今後、もし山形県民の人と芋煮を食べに行く機会があったら、必ず事前に好みの味付けを聞いておこうと思った記者だった。