「ヘルプマークを付けた私を、ニヤニヤ笑う優先席の女性客。スマホで盗撮された上、その写真を...」(大阪府・20代女性)
乗り合わせた電車の乗客が、勝手に私の写真を撮影していた――。
Jタウンネットが「のりもの」で遭遇した「モヤモヤ体験」を募集したところ、大阪府に住むAさん(20代、女性)からそんな恐怖体験が寄せられた。
足に難病を患い、ヘルプマークを付けていたAさん。友人と2人で電車に乗っていると、優先席の乗客が彼女にスマホを向けてきた。
見も知らぬ誰かに盗撮されるだけでも恐怖だが、ニヤニヤと笑うその乗客は、写真を誰かに送っていたという。
一体、どうして......?
彼女は当時のことを、怖くて悔しくてどうしようもなかった、と振り返る。
まさかと思いましたが...
私は足にちょっとした病気を抱えています。簡単に言えば暑い日に沢山歩くと「みずぶくれ」が出来るのです。
一応、難病指定されている病ですが、外見は普通の人と何ら変わりありません。なので、電車に乗って立っているのが辛い時でも、席を譲ってもらえることはまずありません。
そういった事情があり、私はヘルプマークを付けてみることにしました。
とは言え、それでも優先座席の人は目を合わせようともせず、席を譲ってもらえた試しはありませんでした。
ヘルプマークも意味がないし、もう外してしまおうかと悩んでいた頃、夜に友人と2人で電車に乗った時のことです。
車内は一般席も優先座席も満席で、私は痛い足を引きずってドアにもたれかかっていました。すると、優先座席に座る女性がニヤニヤしながらスマホを私に向けているのに気づきました。
まさかと思いましたが、外が暗いので車窓にハッキリと彼女のスマホの画面が反射していて、確信しました。私の写真をLINEで誰かに送信しているのが見えたのです。
一見、健康そうだから...?
一体、何でそんなことを......?
私の見た目が金髪で、一見すると健康そうで、とても病気に苦しんでいるとは思えなかったからでしょうか。彼女が私の何をそんなに面白がっていたのか、今となっては確かめようもありません。
一緒にいた友達はそれを見て、「文句言ったろうか?」と言ってくれましたが、もう怖くて悔しくてどうしようもなくて、「大丈夫」と首を横に振ってしまいました。
そんなことがあってから、私はもうヘルプマークを付けていません。
足が焼けるように痛くて立っていられなくても、我慢して健常者の振りをして生きています。
このことがトラウマになって電車に乗るのが嫌いになりました。
でも、ここで当時のことを打ち明けられて、少しだけ心が楽になった気がします。卑劣なことをする人が少しでも減って、私が体験したようなことが起きないことを切に願います。
「のりもの」に関する「モヤモヤ体験」ありませんか?
新幹線や電車などの公共交通機関に乗車した時、イラっと、モヤっとしたことがある人はいるだろうか。そんな体験談をJタウンネットでは募集している。
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