「店員さんプロすぎる」 六法全書を片手にスタバに入ったら→カップに書かれたメッセージに驚愕
「法学部生ならたいてい書ける」
講師Nさんは現在、大学・法学部の編入試験対策に特化した講師を務めている。
スタバの京都三条大橋店に月1度のペースで通っており、7日も同店を訪れた。小脇に、六法全書を抱えて。
「スターバックス ラテ」を注文し、カップを受け取ったときは、店員からなにか言われることはなかった。席に着いてから文言が書かれていることに気づいたという。
「故意責任の本質は、反規範的人格態度に対する道義的非難である」
記者の経験では「Thank you!」などと書かれていることが多いが......それに比べるとなんだか迫力がある。講師Nさんが六法全書を持っているのに気づいて、喜ばせようと(?)したのかもしれない。
講師Nさんは文言の意味について、次のように解説した。
「故意犯として責任を問うには、犯罪の故意が必要くらいの意味です」
これは、「法学部生であればたいてい書けるレベルと思います」とのこと。
もしかしたら、このカップを渡してくれた店員も法学部に通う大学生だったのかもしれない。
メッセージを受け取り、講師Nさんは
「これは(接客業として)できる人だ」
と感じたという。
客をよく観察し、何に関心があるかを考え、提供する――スタバの接客のレベルの高さを実感できるエピソードだった。