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農協のロゴが「腹筋してる人のピクトグラム」にしか見えなくなってしまった件 JA全中「大変ありがたく思います」

福田 週人

福田 週人

2021.07.29 17:02
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いよいよ始まった東京オリンピック。7月23日の開会式では様々なパフォーマンスが行われた。

ツイッター上では、大会の全50競技のピクトグラムをパントマイムで紹介した場面が話題となり、オリジナルのピクトグラム作品を投稿する人が相次ぐなど盛り上がりを見せている。

そんな中、「とある組織」のロゴマークが「腹筋をしている人のピクトグラム」に見えるという声が......。

たしかにそう見える!(以下、画像はJA全中提供)
たしかにそう見える!(以下、画像はJA全中提供)

農業協同組合――JAのロゴマークである。同組合の英語表記「Japan Agricultural Cooperatives」の頭文字であるJとAを組み合わせた、緑色のデザインはお馴染みだろう。

それを、改めてじっくり見ると、左側にある「●」が人の頭、真ん中の斜線が上に伸ばされた腕、右側の三角が折り曲げた足のようにも見える。たしかに、腹筋をしている人のピクトグラムみたいだ。

このロゴマークに対し、ツイッター上では、

「言われてみればw」
「農協のロゴ=腹筋しようとして起き上がれない人」
「良かった自分だけじゃなかったw」

といった声が寄せられているほか、

「風呂場で腰が抜けた人にも見えるわ」
「私はギックリ腰やった人に見えましたw」
「腹筋しようとしてる人か、落とした頭部を拾おうとしてる人造人間かだな」

と、また別のポーズに見えるという意見もあった。

Jタウンネット記者は28日、ロゴマークがいま注目を集めていることについて、JA全中(全国農業協同組合中央会)にも話を聞いた。

「ゆるぎない台地」「日本の国土」をイメージ

取材に応じた同法人のJAマーク担当者は、JAのロゴマークについて、こう説明した。

「こちらのロゴマークは、1992年から使われているものです。
JAでは3年に一度、今後のJAグループの方針などを決める全国大会というものを開いており、1991年の第19回大会で、農業協同組合の愛称を『農協』から『JA』に変えようとなりました。
それに伴って、ロゴマークもそれまで使用していた稲穂のデザインのものから現行のものに変わり、今に至っています」
JAマークのデザインの変遷
JAマークのデザインの変遷

担当者によると、マークにはパーツごとにそれぞれ意味がある。

「全体の三角構造のシルエットは、『ゆるぎない台地』『日本の国土』をイメージしています。
右側の大きな三角形は『自然』を、その中の『A』の字にあたる小さな三角形は『人間』をそれぞれ表しています。
そして左の球体は、『農業の豊かさ』『作物の実り』『協同の精神に基づく人の和』といった意味が込められています」

なお、使われている緑色は「JAグリーン」と呼ばれるもので、この色は「自然環境」「深みのある優しさを感じさせるような緑色」と意味づけられている。

今回、ツイッター上で「JAのロゴがピクトグラムのように見える」と話題になっていることについて、

「今回、多くの方がJAマークを話題にしていただいているということで、大変ありがたく思います。これを機に、ぜひJAグループに興味・関心を持っていただけたら嬉しいです。
また、JAグループでは、国民が必要とし消費する食料はできるだけその国で生産する、という『国消国産』の理念を提唱しています。東京五輪を自宅で観戦する際には、国産の農畜産物を使った『おうちご飯』を食べて、ぜひ日本の農業も応援してほしいと思います」

とコメントしている。

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