「はみ出てる」どころの騒ぎじゃない パンとカツの比率がおかしすぎる「激安カツサンド」に反響
なぜデカくて、リーズナブル?
まずは、woreyさんにカツサンドを見たときの感想を聞いてみた。
思わず定規で計ってしまうほどの、衝撃だったのだろうか......?
「アルミホイルで包んだ状態で持ち帰ったので、最初はどんな大きさか分からなかったのですが、自宅で開けた瞬間大笑いしました。カツとパンの比率がギャグの域ですから...」
味については、「形こそ凄いですが、掛かったソースと少しカレー風味の衣が食をすすめてくれました!」と述べた。
前述のとおり、カツサンドは2個で1人前。それでいて値段も400円とリーズナブル。いったい、どんな意図で作られているのだろう。
記者は、「チャンポンハウスたつや」の店主・立山真一さんに話を聞いた。
カツサンドに挟まれているカツは、宮崎県産の鶏肉を使用したチキンカツ。地元の工場から直接店に届くものを、立山さんが毎朝捌いて、揚げているという。
パンに対してカツが大きい理由を聞くと、
「店には、学生さんが多く来ます。お小遣いで買える範囲の食事を提供したいと思ったのが、きっかけですね。
学生さんたちの中には、お金があまりない子もいます。大きいものを1個出せば、みんなお腹いっぱいになって平等になると思いまして...」
とのこと。
同店には、野球やサッカー、ラグビー部など、食べ盛りの高校生がよく来るという。
また、リーズナブルな価格については
「お客さんにお腹いっぱいになってほしいからです。また、子どもが100円玉を握りしめてお店に来ることもあって、細かなお釣りが出ないように、税込み400円で提供しています」
と語る。立山さんは、カツサンドがSNS上で話題になったことに対し、
「とにかくありがたいですね。コロナで苦しいときに、お店がやっていけるのは、みなさんのおかげだと思います」
とコメント。
カツが大きすぎるカツサンドには、店主の温かな気持ちも詰まっているようだ......!