某所の最新アトラクションを絶賛製造中! 世界各地のジェットコースターを手掛ける工場が、神戸にあった
[かんさい情報ネットten.―読売テレビ]2021年7月9日放送の「ナニ!?バーサリー探偵団」のコーナーでは、様々なテーマパークのジェットコースターを手がける会社を紹介していました。
7月9日は、1955年に日本初の本格的ジェットコースターが登場した日にちなんで「ジェットコースター記念日」。
そこで番組では、富士急ハイランドの「ド・ドンパ」、ナガシマスパーランドの「嵐」など、国内の有名遊園地はもちろん、世界各地のテーマパークのジェットコースターを手がける「三精テクノロジーズ」(本社:大阪市淀川区)の神戸事業所を取材していました。
幅60メートル長さ171メートルの同社巨大工場には30人のエンジニアがいて、手作業で製品を作っています。
「いろんなところに同じものを出すという製品ではないので、お客さんの要望に合わせて設計して納めるため部品は毎回違う形です」と同社設計部部長の上野達弘さん。
ジェットコースターは他にないものを要求されるので、基本新作なのだとか。
ネジの1本にいたるまで、専用の部品が作られます。
取材時は某有名テーマパークの超最新アトラクションが製造中で撮影厳禁でした。
テストコースを組んでテスト走行1か月
本体が完成したあとは、車輪の耐久、停止するときの制動の精度を見るため、テストコースで1か月間ずっと走らせ続けるそうです。
実際に人が乗ったりダミー人形を使ったり、座席の安全確認のため年齢、身長などが基準に近い従業員の子どもがテストに参加することもあるとのこと。
納入後も定期的にメンテナンスを行い、毎年全部バラバラに分解して一個一個のパーツ点検をしています。
さらに同社ではジェットコースターだけではなく、「動く歩道」「エレベーター」「大型舞台装置」......など、多種多様な製品を製造しています。なかには日本初、世界初の製品もあるのだとか。
ギネス世界記録に認定されたという東京「新国立劇場」の高さ11メートルのエレベーターは圧巻でした。
こんなすごい工場が神戸にあるとは知りませんでした。どんな最新ジェットコースターが登場するのか楽しみですね。
(ライター:まみ)