幼虫を守るミツバチたちのために... 神社の手水舎に設置された、ちいさな「専用水飲み処」がやさしい
7月も半ばを過ぎた。東京都ではここ数日最高気温が30度を上回る真夏日が続いており、今年の夏はかなりの猛暑となりそうだ。
熱中症対策にはこまめな水分補給が大切だが、茨城県のある神社では人間ではない「ある生き物」のための専用の水飲み場が設置されている。
神社の手水場の縁に、半分に切って水で満たされた竹が置かれている。竹の中には緑色の苔の塊のようなもの。そこに群がっているのは、ミツバチだ。
そう。これはミツバチたちの為に用意された、専用の水飲み場なのだ。赤い旗には「ミツバチ御一行様専用水飲み処」と書かれている。
水分を吸った苔の表面にくっついているミツバチたち。なんだか可愛らしい光景だ。
この写真に対し、ツイッター上では、
「やさしいせかい」
「すごく素敵ですね! 正直蜂は怖いですが、こんな風に案内書きがあると騒がず大人しく見守ろうという気になれます」
「蜂ってだけで、すぐに『駆除』と言われる御時世、なんと優しいお宮さんなのでしょう」
といった声が寄せられている。
話題になっているのは、茨城県常総市にある一言主(ひとことぬし)神社のツイッター公式アカウントが2021年7月21日に投稿した写真。Jタウンネット記者は21日、神社に取材した。