岡山県民が本気を出してモモをむいた結果→美しすぎて食べるのがもったいないレベルに
7月も一週間ほどが経ち、梅雨が明けた地域もでてきた。
スーパーに行くと、まさに旬を迎えているモモが甘い香りを漂わせている。
モモの皮をむこうとすると、少し皮が残ってしまったり、果肉の表面がデコボコしてしまったりしがちだが、ある岡山県民はツイッターで、美しすぎる桃のむき方を披露した。
「一体どうやったの?」と驚いてしまうほど、見事にツルッツル。
ここまでキレイにむけると、なんだか逆に食べるのがもったいないと感じてしまいそうだ。
こちらの写真に対し、ツイッター上では、
「めっちゃキレイにむけてる」
「つるんとお美しゅうございます」
「めっちゃ綺麗なおしり!!」
といった声が寄せられている。
こちらは、岡山県在住のツイッターユーザーの漬けマグロ(@Wasabi_Tappuri)さんが2021年7月6日に投稿した写真。Jタウンネット記者は7日、本人に話を聞いた。
「皮剥きの乱れは心の乱れ」
漬けマグロさんがむいたのは、最寄りのスーパーで購入した岡山県産の「白鳳」という品種の白桃。その中でも「ロイヤル」と呼ばれる最高の等級のものだという。
「(むいている時は)はやく食べたい気持ちと、これは記録に残さねばならないという使命感でせめぎ合っていました。
モモをむく時は、毎回いかに美しくペロンとむけるか、自分との闘いをしています。
今回は特別美しくむけたので、フォロワーに自慢しなくてはなるまいと思い、意気揚々と投稿しました」(漬けマグロさん)
一体どうやって、ここまでキレイにむいたのだろうか。手順を聞いてみると、
「モモの割れ目に沿ってぐるりと一周、その線に垂直になるようにもう一本ぐるりと一周、という感じで皮に切り込みを入れて、10秒ほど沸かしたお湯にくぐらせてからむきました」
とのこと。むけたときの感想として、漬けマグロさんは、
「皮剥きの乱れは心の乱れです。今回の試合は、充分に精神を統一して挑んだことが勝因の一つだと思っています。
モモ、そして自分と向き合い続けてきましたが、6年目の夏にしてようやく掴み取れた勝利でした」
と述べた。これまでの挑戦の積み重ねがあったからこそ達成できた偉業だったようだ。
その後、モモは「種ギリギリまで美味しくいただきました」とのこと。
「これは私の持論ですが、モモというものは綺麗に切り分けてお上品に食べるよりも、キッチンのシンクで果汁を滴らせながらジュルジュル食べるのが一番美味しいと思っています」(漬けマグロさん)
ツイッターでの反響については、
「愛すべき仲良しのフォロワーたちからも、私のツイートをはじめて見てくださった方からも、たくさんの賞賛の言葉をいただけて大変嬉しく思っています。モモの皮剥きで次のオリンピックを目指します。
また、岡山は3年前の7月に水害を受けて、いまだに復興が完了していない地域もあります。皆さんにも、岡山県産の白いモモを見かけたらぜひ手に取っていただきたいです。そして皮剥きの鍛錬をしてください。モモの皮剥き世界選手権でお会いしましょう」
とユーモアと地元愛たっぷりにコメント。
JA岡山のウェブサイトによると、岡山県のモモは白が主流。直射日光を当てないよう袋がけして栽培するため、皮が薄くて白い果実が育つそうだ。