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完全に乗りこなしてる...! 自由自在にバランスボールを操るワンコに注目→いったいナニモノ?飼い主に聞いた

大久保 歩

大久保 歩

2021.07.08 17:00
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バランス感覚もドッグパルクールに必須

浪速っ子さんはジャックラッセルテリアを4匹飼っていて、アメリカを拠点とする国際ドッグパルクール協会の認定講師でもある。

「ドッグパルクール」とは、人間のパルクールと同じように、街中のさまざまな建造物を障害物に見立て、飛び降りたり登ったり、バランスをとったりなど連続した行動をする運動だ。アクロバティックなアクションではなく、スムーズな移動を目的としている。

写真でボールに乗っているのは、ジャックラッセルテリアの「シャーロット・スノードロップ(愛称「チャーリー」)」ちゃん。4歳半の女の子だ。その横にいるのは、チャーリーちゃんのママ、「エリザベス(愛称「リサ」)」ちゃん、6歳。

チャーリーちゃんはバランスボールに毎日乗っているという。しかも、単に「乗る」だけでなく、乗ったまま移動もしてみせるのだ。

浪速っ子さんは話題になった投稿につづけて、チャーリーちゃんがバランスボールで器用に移動する動画も投稿している。まるでサーカスの玉乗りだ。

バランスボールに乗って移動...!(浪速っ子さんの動画を編集部でスクリーンショット)

バランスボール大好きなチャーリーちゃんと一緒に暮らすにあたって、浪速っ子さんは

「乗って欲しくない時(落ち着いて食事したい時)はボールを隠します」

とのこと。叱るのではなく、そもそもの原因を見えなくしてしまうとはスマートな対処法である。

そんなチャーリーちゃんは「クリッカートレーニング」という、クリック音がする道具「クリッカー」を用いた訓練を受けているそう。6月には、ドッグスポーツの祭典・アニマルワールドカップ(オンライン開催)にも参加した。

「ドッグパルクールには定められた基本の行動があるのですが、バランスはそのうちの一つです。動くものに乗るというのも基本の行動に入っています」(浪速っ子さん)

チャーリーちゃんが、バランスボールに乗ってご飯を見つめたり、移動したり...という離れ業をやってのけたのも納得だ。

おやつの場所まで乗ってきたチャーリーちゃん(浪速っ子さんの動画を編集部でスクリーンショット)
「ドッグパルクールは競技ではありません。自分を磨くフィットネスのようなもので、競技会とかはありません。レベル分けしたタイトルを取得することはできます」(浪速っ子さん)

なんとチャーリーちゃんは、国際ドッグパルクール協会の初級タイトルを保持している。

浪速っ子さんは、

「日本でたった一頭のタイトル保持犬です」

と、誇らしげに教えてくれた。

さらに、

「芸として仕込んだわけではなく、犬が自分で考えて楽しんでやっていることが伝われば幸いです」

とも、コメント。

(写真は再掲)

必死にバランスボールにしがみついているわけではなく、ちょうど近くにあった便利な踏み台のように使っている様子からも、チャーリーちゃんにとってボールに乗ることがとても自然な動作であることが窺える。

ちなみに、写真のチャーリーちゃんはこの後、バランスボールから飛び降りたそう。

「当然ながら反動でボールが後方に飛びます。勢い余ってボールが網戸を突き破って庭に転がり出てしまったこともあります(汗)」(浪速っ子さん)

チャーリーちゃんのパワーは無限大なのかもしれない......今後の活躍も楽しみだ。

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