喧嘩ばかりしている「きのこの山」と「たけのこの里」を、強制的に「仲直り」させた猛者現る
きのこが好きか、たけのこが好きか──ネット上などでたびたび議論が交わされているこの問題。
山で採取される食材の話ではない。明治から発売されているチョコレート菓子「きのこの山」と「たけのこの里」の話である。「どちらの方が美味しいか」という論争......俗に言う「きのこたけのこ戦争」が起こるほど、どちらも人気のお菓子だ。
今回、そんな派閥争いを繰り広げる2つのお菓子を「仲直り」させたという写真が、ツイッターで話題になっている。
その斜め上過ぎる和解の方法が、こちらだ。
卓の上に乗っているのは、お馴染みの「きのこの山」と「たけのこの里」のパッケージ。そしてその手前に置かれているお皿には、ところどころからクッキーのようなものが生えている、茶色い塊。
おそらくはチョコレートだと思われるこの塊をよく見ると......なんだかそこはかとなく見覚えがある。
どうやら大量の「きのこの山」と「たけのこの里」が合体してしまっているようだ。もしや、この状態が「仲直り」ということなのだろうか......?
こちらの写真に対し、ツイッター上では、
「物理的にひとにつなっててわらった」
「シテ......コロ...シテ...」
「たきのこの里山ですね!」
「グッチャグチャにした状態を仲直りって言うサイコパスマジでおもろいw」
と言った声が寄せられている。
話題になっているのは、札幌市の大学生・つくね(@merompans)さんが2021年7月1日にツイートした写真。Jタウンネット記者は3日、本人に取材した。
色々な解釈や楽しみ方ができるように...
つくねさんは1日、「きのこ」と「たけのこ」を「仲直り」させた。
「きのこの山、たけのこの里を1箱ずつ買ってたんですけど、最近暑くて溶けてくっついてたんですよね。
形が崩れて、どうせ食べるのならばと一緒にしたのが経緯です。
元々、派閥間で抗争があったのでそういうのも含めて作りました」(つくねさん)
制作手順としては、「きのこの山」と「たけのこの里」のそれぞれのチョコ部分をほとんど取って一度湯煎して溶かしたあと、残ったクラッカーとクッキーに上からかけたという。また、クッキーの内の数個はあとから埋めたそうだ。
作るにあたってこだわった点として、つくねさんは、
「見ていただく上で、色々な解釈や楽しみ方ができるように工夫しました。
歪んだ愛の持ち主が物理的に一緒にしたとか、『鋼の錬金術師』で人体錬成をしたような見た目や魔法陣、など意識しました」
と述べた。
その後、こちらのチョコをどうしたかについては、
「もちろん食べました! かぶりついたんですけど、冷蔵庫で1度冷やしたのでめちゃめちゃ硬かったです笑。
両者のクッキーは違うものなのでちょっとしたアクセントがありました。
味はそのままチョコですね。形的には仲直りですが、気持ちはやっぱりたけのこ派だな~って感じです」
とのことだ。
また、つくねさんはツイッターでの反響について、
「たけのこ、きのこ派信者に叩かれるのも覚悟してたんですけど、そういうものは全然見受けられなかったので、一般的には好印象で良かったのではないかと思います!」
とコメントしている。