「さすが」としか言えない... 朝食バイキングで「焼酎飲み放題」のホテルが熊本にあった
旅行先でホテルに泊まるとき、楽しみのひとつになるのが、食事だ。
普段の朝ごはんは簡単に済ませてしまう人でも、ホテルの朝食バイキングではついつい食べ過ぎてしまう、なんてこともあるだろう。
日常とは違う贅沢が楽しめるのが旅のいいところだが、ツイッターではまさにその骨頂ともいえるようなサービスが話題となっている。
注目されているのは、熊本県熊本市にあるホテル「レフ熊本」。
なんと朝食バイキングに「焼酎飲み放題」があるというのだ。
この衝撃のサービスに、ツイッターでは
「熊本すげえ」
「朝から焼酎飲めるとか、最高の極みじゃん!」
「ホテルから一歩も出ず、朝から焼酎でぐだぐだと酔っ払いたい!」
「一部の熊本県民は水の代わりに焼酎飲んでる感じだからなぁ」
「熊本ならあまり驚かない」
といった声があがっている。
開業時から提供
レフ熊本の公式ウェブサイトには、
「火と水の国 熊本の朝ごはん」
「阿蘇山で生まれた豊かな水と火の国の太陽が育む山と海の食材から熊本らしさを感じる朝ごはんをお楽しみください」
と、熊本の食材を使ったオリジナルメニューや郷土料理が紹介されていた。
しかし、焼酎飲み放題についての詳細は発見することができない。
この情報は本当なのか、そしてどうして朝食バイキングで焼酎飲み放題をやっているのか。
真相を知るべく、Jタウンネット記者は2021年6月9日、同ホテルの副支配人・矢部崇人さんを取材した。
同ホテルは、19年12月21日に開業。朝食バイキングでの焼酎飲み放題は、開業時から今までずっと実施しているそう。その理由について、矢部さんは
「朝食バイキングでは天草灘でとれた海の幸の干物を出しています。その干物に合う美味しい熊本の焼酎もあわせて楽しんでいただきたいとの思いで、提供をはじめました」
と話す。
提供しているのは、熊本県内の老舗・高橋酒造の米焼酎「白岳 しろ」。
「地産地消」がコンセプトだという朝食には、他にも熊本県産のあか牛を使用した人気メニュー「オリジナルあか牛ハンバーガー」や、からし蓮根、太平燕(たいぴーえん)、だご汁といった郷土料理も並ぶ。
「やはり熊本の地のお酒ですので、干物に限らず熊本の地のものとの相性は抜群です。ぜひ一緒に味わっていただきたいですね」
と矢部さん。
焼酎飲み放題について、矢部さんはこんなことも教えてくれた。
「最近は毎日(焼酎の)減る量が多い、と朝食スタッフから聞いております」
実は、21年5月末ごろに配置を変えたそう。
「今まではあまり目立たない場所にあったのですが、配置が変わったことで目立つようになり、ご注目いただくきっかけになったのかもしれません」(矢部さん)
ツイッターで話題となったことがきっかけなのか、それとも物理的に目に留まりやすくなったのかは定かではないが、ますます好評のようだ。
今回話題となったことについて、感想を尋ねると
「多くのお客様にホテルを知っていただくいいきっかけになり、とても嬉しく思います」
とコメント。
「弊ホテルは天然水が豊富な熊本にちなんで『the bath』がコンセプトとなっております。お食事からお風呂まで、熊本を丸ごと楽しんでいただけますので、ぜひ機会があればご宿泊いただければと思います」
とも語った。