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子犬にしか見えないけど、実は... 側溝で「小っちゃくて元気なモフモフ」を見つけても、連れて帰っちゃダメな理由

大久保 歩

大久保 歩

2021.05.30 20:00
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巣作りするのは土管や側溝、建物の床下

(写真はみなみなみなさん提供)

塚田准教授は、タヌキが出産する時期について「5~6月で間違いない」とした上で、以下のように説明した。

「出産場所ですが、タヌキは通常巣穴で子どもを生みます。自ら巣穴を掘ることはあまりなく、アナグマやキツネがほった穴を間借りすることが多いのですが、市街地に生息する都市ダヌキの場合、土管や側溝、建物の床下などで営巣することがよくあります。
さすがに天井が空いたような側溝にそのまま子どもを産み落とすことは少ないと思いますが、天井に蓋がしてある横穴のような構造の側溝であれば、出産場所として活用されることは少なくないと思います」

さらに、国内ではどのあたりの住宅地でタヌキと遭遇する可能性があるか尋ねると、

「国内のと言われるとなかなか広くて申し上げにくいのですが、例えば東京近郊の市街地であれば、結構どこにでも生息しているような状況になっています。
うちの大学(麻布大学)などは、相模原市の横浜線・矢部駅の近くに立地しており、住宅地に囲まれていますが、こんな場所でもタヌキは出没しますよ」

とのこと。

(写真はみなみなみなさん提供)

地方だけでなく、東京の市街地にも生息するタヌキ。いざ遭遇したときは、どのように対処するのが正解なのだろう。

「子ダヌキを見かけたとしても、怪我などをして明らかに身動きがとれないような場合を除けば、そっと見守ってあげるのが肝要でしょう。
たとえ子ダヌキだけしか見かけなくても、暗くなると、親がちゃんと世話に現れるはずです。ここで下手に手を出すと、子ダヌキを『誘拐する』ことにもなりかねません。
実際、こうした誤保護の事例が数多く確認されています」

塚田准教授のアドバイスも、みなみなみなさんの注意喚起と共通する部分が多い。

皆さんも万一、野生の子ダヌキに遭遇しても、かわいいからとお持ち帰りしないように気をつけよう。

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