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お金を払えば「科研費」がもらえる? 研究者気分を味わえるサイエンスバーにワクワクが止まらない

井上 慧果

井上 慧果

2021.05.29 11:00
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白衣を着てビーカーでお酒が飲める

元々は大学で研究員をしていた野村さんが、14年3月にオープンした「Science Bar INCUBATOR」。

科学を肴にお酒を楽しむ(画像は編集部撮影)
科学を肴にお酒を楽しむ(画像は編集部撮影)
「研究をされている方とそうでない一般の方が気軽にお話できるような、砕けた場を作りたいなと思いで、開業しました。あとは、私自身がこういう場所で遊びたかったんです。
ずっと科学を、サイエンスを肴にお酒を飲みたいな、と、そんな思いもありました」

とオープンの経緯を話す。

店内には、科学にまつわる器具や標本、雑誌などが、たくさん置かれている。

見覚えのある(?)器具たち(画像は編集部撮影)
見覚えのある(?)器具たち(画像は編集部撮影)

壁際には、お客さんが着ることができるという白衣までかかっている。

なんだか、まるで理科室や研究室にきたかのようだ。

誰でも科学者気分が味わえる(画像は編集部撮影)
誰でも科学者気分が味わえる(画像は編集部撮影)

店内に展示されているだけではなく、ドリンクは実験用ビーカーで、フードも蒸発皿等を使って提供されるこのお店。

野村さんによれば、全て本物の実験器具を使っている。

「うちのは全部業務用のものです。本物に触れて面白がっていただきたいな、と思って。
顕微鏡とかも本物で、値段も高いんですけど、やっぱり皆さんに実際に触って楽しんでもらいたくて置いています」(野村さん)
顕微鏡もある(画像は編集部撮影)
顕微鏡もある(画像は編集部撮影)

ちなみに、お客さんの文系理系の比率は、「ほとんど変わらない」そう。むしろ、どちらかといえば文系出身の人の方が多い、とのことだった。

「科学者の頑張りを知っていただきたい」
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