「蚕の卵」を郵送するときだけに必要になる、「特別な表記」があるって知ってた?
郵便物を送ったり受け取ったりするときに、封筒や梱包に押されている「請求書在中」や「割れ物注意」といったハンコ。中身が何なのかが一目で分かるように表記されているものだ。
中には普段あまり見かける機会がないようなものもある。現在、ツイッターで話題になっているのは、こんなハンコだ。

白い封筒に印字されているのは、「第四種蚕種(さんしゅ)」と書かれた赤い文字。
日本郵便が定めている郵便物の種類には、第一種(手紙など)、第二種(はがき)、第三種(雑誌などの定期刊行物)、そして第四種がある。
これもその第四種に該当するケースなのだろう。
「蚕種」というのは蚕の卵のこと。養蚕農家などがこれをふ化させて蚕を飼育し、絹の原料となる繭を生産する。
蚕の卵って、郵便で送るものなのか。そして、そのためにこんな特別なハンコが存在しているのか......。
こちらのハンコに対し、ツイッター上では、
「20年以上それ届ける仕事してるけど初見です。そんなん有るんだ...」
「卵ってそないにカジュアルに送れるんだ!知らなかったです」
「植物だと『第四種植物種子』になるけど蚕だとこうなるのか」
といった声が寄せられている。