「指定席車両で、私のカバンに土足で座る子供。ぎょっとして親に声をかけると『席がとれなかった』と悪びれもせず...」(奈良県・30代女性)
「靴を履いたままの足をぶらぶらさせ...」
私が体験した新幹線内での出来事です。
あの当時はゴールデンウイークの真っただ中で、車内は通路まで人でいっぱいでした。
私は事前予約で車両の1番後ろの席を予約していました。
なぜなら背もたれの後ろにはスペースがあり、そこにキャリーバッグを置くことができるからです。
非力な私は頭上の荷物スペースにキャリーバッグを乗せることができず、新幹線を利用する際は必ず早めに予約をして、車両の一番後方の席をとるのが常でした。
とある駅から、両親と3歳ぐらいのお子様のご家族が乗ってきました。指定席が取れなかったのか、そのまま通路に立っていました。
最初はおとなしかったお子様も、時間が経つにつれ「疲れた。座りたい」とぐずり出しました。
しかし、しばらくすると静かになり、私の座席の背もたれに小刻みな振動を感じるようになりました。
そっと後ろを振り返ると、そこには私のキャリーバッグに座った先程のお子様の姿が。
しかも靴を履いたままの足をぶらぶらさせ、私のキャリーバッグに何度も何度も靴底が当たっていました。
私が感じていた振動は、お子様の足がキャリーバッグに当たるたびに、背もたれを伝わってきていたものだったのです。