電話ボックス前に集合するスズメたち→不審に思って近づくと... 心優しい男性の行動に「恩返しあると思います」
いつもは寂しげな電話ボックスの周りに...
Jタウンネット記者は9日、投稿者のずぅんさんに当時の状況を聞いた。
ずぅんさんは約600日もの期間、日々カバの遊具を撮影し、ツイッターに投稿している。8日も、その日の日課をこなすために歩いていたそう。
カバの遊具に向かう途中に、今回の電話ボックスがあるのだとか。
「私は電話ボックスもとても好きなので、ついつい見てしまいます。
いつもなら誰もいない寂しい電話ボックスなのですが、昨日はスズメが10匹ほど集まって鳴いていました。
私が目の前までくるとみんな飛んでいってしまったのですが、まだ鳴き声が聞こえました。
よく聞くと衝突音もしたのでさらに近づいてみました」(ずぅんさん)
すると、電話ボックスの中に、動くものが。
よく見たところ、それが閉じ込められてしまったスズメだった。
ずぅんさんは、
「電話ボックスの扉と地面の間に数センチの隙間があり、そこから入ってしまったようです。
逃げようと飛び上がるのですが、すぐにガラスにぶつかって落ちてしまいます。
ツイートした写真を撮影したのち、扉をゆっくりと開けると、すぐにスズメは入り口から桜散る青空に飛んでいきました」
と語る。また、
「最初にいた周りのスズメたちはきっと助けたくて集まっていたのだとおもっています」
ともしていた。仲間を心配するスズメたちも、助けてあげたずぅんさんも、優しくて素敵だ......。
今回、投稿が話題となり、多くの反響が寄せられたことに対し、ずぅんさんは
「印象に残ったコメントとして、『美しい娘がくる』ということを望んでいる私に対して世間の皆様は『電話ボックス』『ガラス』『おじさん』『マッチョな男性』『美人局』『美少年』『スズメの保護者である翁』『大きなツヅラ』などが訪れることを望んでいるようです、かなしい」
とコメントしている。また、
「今のところ100%ポジティブな意見でありがたいことだと思っています」
ともしていた。
みなさんも、街で困っている生き物を見つけたらぜひ積極的に助けてあげてほしい。恩返しを待ちながら日々を過ごすのも、きっと楽しいはずだ。