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「ノーベル食感賞受賞」「金は超えた」 ユニークすぎる名前の冷凍食品が話題→名付けの理由を聞いた

大久保 歩

大久保 歩

2021.04.06 17:00
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旬の食材を調理し、冷凍した状態ですぐに家庭に届ける食事サービス「旬をすぐに」で販売されている料理の商品名が、どれも尖っている、とツイッターで話題になっている。

その商品名とは、例えばこんなもの。

「味染みすぎてもう吸いません 旨味ひたひた唐揚げのダシ煮」
「あまおうのレッドカーペットで ごま香るスイポテをエスコート」
「満場一致でノーベル食感賞受賞 新発明とうふ餅と南瓜のお汁粉」
「金は超えたと思ってます デミグラス手捏ねハンバーグ」

まるで、飲食店の壁に張られるようなキャッチコピーだが、これらが丸ごと商品名なのだ。

「金は超えたと思ってます デミグラス手捏ねハンバーグ」(画像はファンデリー提供)

販売ページを見てみると、「瀬戸内オコゼ頂こうぜ 夏野菜あんかけ俺の蒸しあげ」「豚カルビカツに玉葱連打で甘み タレの黄金比でフルコンボだ丼」「これは来ちゃったかもしれない 現場で大興奮マッサマンカレー」......など、やはりかなり刺激的な商品名が並んでいる。

一体なぜ、このようにユニークな商品名にしているのだろうか。

2021年4月2日、Jタウンネット編集部は、「旬をすぐに」を運営するファンデリーを取材した。

社内の「ポエマー」たちが考案

「満場一致でノーベル食感賞受賞 新発明とうふ餅と南瓜のお汁粉」(画像はファンデリー提供)
「強い想いを商品名に込めたら、つい長くなってしまったんです(笑)
いずれの商品も旬の食材を使っていて、生産者がその食材に対してこだわりを持っていますから。
あと、コロナ禍で落ち込むことが多いご時世ですから、せっかくなら食事の時間ぐらいは笑ってもらいたい、ワクワク感を与えたいという意味もあります」

取材に応じた広報担当者は、ユニークな商品名の理由についてこう語った。

「あまおうのレッドカーペットで ごま香るスイポテをエスコート」(画像は公式サイトより)

社内では、それぞれの商品名を考案する役割を「ポエマー」と呼んでいる。ポエマーたちは商品名を考えるだけでなく、工場で製品開発に携わるなど、実際に商品を作る仕事と兼務していることが多い。

作り上げた料理を深く理解しているからこそ、愛着をもてるネーミングができるのだろう。

現在、「旬をすぐに」では200以上のメニューが販売中で、ラインアップも幅広い。和洋中のおかずはもちろん、お米やデザートまで揃っている。

特に人気なのは「金は超えたと思ってます デミグラス手捏ねハンバーグ」。

「金は超えたと思ってます デミグラス手捏ねハンバーグ」(画像は公式サイトより)
「ハンバーグ自体が人気のメニューですし、味と名前のインパクトもあって特に人気という印象です」(広報担当者)

そして、「旬をすぐに」のコンセプトは「一期一会」。

使用する食材に徹底的にこだわっており、どれも100%国産食材を使用しているだけでなく、旬を過ぎたものは仕入れない。

毎日新商品が登場するが、メニューは食材にあわせて開発するため、1度売り切れてしまったメニューは基本的に再販しないという。旬を過ぎてしまうと同じ状態の食材を仕入れられないからだ。

「豚カルビカツに玉葱連打で甘み タレの黄金比でフルコンボだ丼」(画像は公式サイトより)

おかずは1食398円から販売しており、2000円(いずれも税込み)以上から注文できる。

飲食店の営業時間短縮やリモートワークなどの影響で、家で食事をする機会が多い今、試してみるのもいいかもしれない。

ポエマーたちの考えた商品名を眺めているだけでニヤニヤできそうだ。

(4月7日14時15分追記)ファンデリーから、回答した内容を訂正したいとの要望があり、一部修正しました。

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