オレンジを3つ並べて「ミンナデイズニ」 伊豆のご当地Tシャツが、危ない橋を渡りすぎてる
クスリと笑えるテキストが入っていたり、ユーモアあふれるデザインだったりする「オモシロTシャツ」。
あまり着る機会はないけど、なんとなく1着くらいは持っているという人もいるのではないだろうか。
今回、そんなオモシロTシャツ界の中でも特に「攻めた」デザインだと、ツイッターで話題になっているTシャツがある。それが、こちらだ。
白い生地に、柑橘類のイラストが3つプリントされたTシャツだ。一番大きい柑橘類の下には緑色の文字で「ミンナデイズニ」というテキストも印字されている。
言葉だけで説明すれば、地域の特徴を盛り込んだ普通のご当地Tシャツなのだが、問題はイラストの配置とテキストの書き方だ。
この柑橘類、小さい2つが「耳」、大きい1つが「顔」のように見える。なんだか非常に見覚えのあるシルエットだ......。
しかも、下にある「ミンナデイズニ」の文字。「みんなで伊豆に」というメッセージを込めたものなのだろうが、それをわざわざカタカナで書いているところ、意味深だ。
「みんな、ディ〇ニー」という風にも読めてしまうのは、筆者だけではないだろう。
このTシャツのデザインに対し、
「攻めたね~」
「ほんと、ギリギリ、一歩まちがえたら?刺されそうな絵柄ですねw」
「この危ない橋を渡る感じが好きです」
といった声がツイッター上で寄せられている。
伊豆の特産「ニューサマーオレンジ」です
話題になっているのは、ツイッターユーザーの海獺(@Racco_Wiki)さんが2021年3月25日に投稿した画像。Jタウンネット記者は26日、まず投稿主の海獺さんに話を聞いた。
話題のTシャツを撮影したのは25日の15時30分頃、JR伊東駅構内のお土産屋さんでのこと。
日帰りで東京都内から伊豆高原の「テディベアミュージアム」に行き、その帰りに途中下車した際に見つけたという。
改めてTシャツへの感想について訊くと、海獺さんは、
「パロディとしてとても上質だと思います。(ツイッターでの)反応もポジティブなものばかりです。テーマは地域振興ですし、平日の伊豆地方はどこも閑散としてたので、盛り上がって欲しいですね」
と述べた。
また、Jタウンネットは26日、話題のTシャツを制作・販売している「雑貨屋ブイヨン」(静岡県伊東市)にも取材した。取材に応じた担当者は、今回こうしたTシャツを作った経緯について、
「私の伊豆愛が極まり、このデザインが出来上がりました。温暖な伊豆は年中柑橘類がとれるのです。特にニューサマーオレンジは伊豆の特産で、それをデザインにしました」
と説明した。ちなみに、こちらは全て担当者が1人でシルクスクリーンプリントをしているとのことで、大量生産は出来ないそうだ。店頭で見かけることができたのは、ちょっとだけラッキーだったのかもしれない。
ツイッターでの反響について、担当者は、
「たくさんの反響をいただき嬉しいです。これを見た方が伊豆に行ってみたいと思っていただければ幸いです」
とコメントしている。