捨てられている動物を拾ってくるのは、法律的に大丈夫? 弁護士に聞くと...
[かんさい情報ネットten.-読売テレビ]2021年3月15日放送の「気になるアレどうなっten!?」のコーナーでは、意外と知らない「動物にまつわる法律の疑問」について法律家に聞いていました。
番組では本村健太郎弁護士にお話を聞いていました。まずひとつ目の疑問が「ペットを捨てるのは法律的にはどうなる?」というものです。
拾う時にも注意が必要
本村弁護士によると、ペットを捨てると「動物愛護法」違反ということで1年以下の懲役になってしまうそうです。
「もちろん、倫理的に動物の面倒は最期までみないといけませんが」(本村弁護士)
では、「ペットを拾ってくるのは法律的には?」という質問には、「大丈夫です!ただ気をつけていただきたいのが、飼い主が完全に責任を放棄したのかを確認することです」とのこと。「ちゃんと『どうぞ』と書いてあればOK!」だとか。
「害をおよぼす鳥の捕獲は?」
では、「害をおよぼす鳥を罠で捕獲する」のは法律的にはどうなのでしょうか。
本村弁護士は「アウトです。『鳥獣保護法』により、鳥を捕まえるのは基本的に禁止されています。たとえ害を与える鳥であっても、都道府県知事の許可がないと勝手に捕まえてはいけません」。困ったときは専門の業者などに相談するとよいそうです。
また、「鳥が産んだ卵を持ち去る」のも同じ法律により「アウト」だそうです。
拾ったペットに飼い主がいるのかどうかはなかなか判断が付きにくい場合もありますが、法律のことも頭に入れておくと良さそうですね。
(ライター:まみ)