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「大乱獲警報」「滅亡しました」 通販サイトのオモシロ表記、その意味が深かった!

大久保 歩

大久保 歩

2021.03.04 17:00
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まさに最強のフタ

「深海マザー」は、深海生物をモチーフに雑貨を製作・販売している企業だ。同名の自社ECサイトだけでなく、水族館やバラエティショップなどでも販売している。

取材に応じた担当者によると、

「異界に棲む『深海生物』を、人の住む世界、特にお部屋の中へ迎え入れるとしたらどのように迎え入れたらおもしろいかを考えデザインした雑貨を製作して販売しています」

とのこと。

そのコンセプトどおり、手掛けているのはどれも個性的なグッズばかり。しかも、どれもハンドメイドだという。

ツイッターで注目された大人気商品「カップメンダコ」(写真は「深海マザー」提供。以下、同じ)
ツイッターで注目された大人気商品「カップメンダコ」(写真は「深海マザー」提供。以下、同じ)

ツイッターで注目を集めるきっかけになった「カップメンダコ」全28種の他、同じくカップ麺のフタになる「カップグソクムシ」、ダイオウイカの形をしたペーパーカッター「妖刀ダイオウイカッター コハダ」、さらには「カップメンダコ携帯用ネット」まで......!

いろいろな意味で視線を集めること間違いなしの「カップグソクムシ」
いろいろな意味で視線を集めること間違いなしの「カップグソクムシ」

商品を手に取って吟味できないECサイトの場合、購入ページの商品説明が重要だが、「深海マザー」はそこも尖っている。

「ダイオウグソクムシをそのまま乗せたようなカップ麺のフタ。主に前の3対6本の脚で、剥がれた紙蓋をふさいでくれるキッチンで便利なグッズです。(中略)様々なダイオウグソクムシグッズが存在していますが、そのほとんどがグレーを基調としたカラーリングです。カップグソクムシのデザイナーは、実際にダイオウグソクムシの生体に触れたり、様々な写真を見たりした経験から、感覚に正直でリアリティのある色にすることにもこだわりました」(「カップグソクムシ」の説明)
「極めて高密度で強重力な光さえ呑み込む天体【ブラックホール black hole】をイメージして作陶されました。質量と電荷を持つライスナー・ノルドシュトルム・ブラックホールです。
陶器特有のずっしりとした重量感と存在感でカップラーメンの蓋を押さえつけるその様は、ある意味、最強のフタだと思わせる風格があり、安心して仕事を任せることができます。(中略)陶芸作品が作られていく様は、宇宙の営みや成り立ちそのものだと感じることができます」(「カップメンダコ ポテリー ライスナー・ノルドシュトルム・ブラックホール」の説明)
「カップメンダコ ポテリー ライスナー・ノルドシュトルム・ブラックホール」
「カップメンダコ ポテリー ライスナー・ノルドシュトルム・ブラックホール」

いったいなぜ、このような説明を採用しているのだろうか。

「絶滅」ではなく「滅亡」
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