車の窓にガラスのような「氷の板」 まさかの光景に道民も「こんなこと初めて!」
車両の上に積もった雪やカチコチに凍り付いた路面。
毎年冬になると、雪国在住のユーザーたちがSNSに投稿する「地元の珍百景」はある意味、風物詩と言えるだろう。
そんな中、雪国筆頭である北海道の人でも驚くようなこんな光景が、ツイッターで話題になっている。それが、こちらだ。
![氷のコーティングだ(画像は舛田那由他さんのツイートより)](https://cdn.j-town.net/images/2021/town/town20210303200407.jpg)
こちらは、自動車の助手席あたりから外の様子を撮影したものだ。外の様子、といっても景色などはほとんど見えない。
ちょうど窓ガラスのある部分が、氷柱と氷の板で覆われてしまっているからだ。
まるで氷のカーテンのようなこちらの光景に、ツイッター上では、
「えーこんな事あるんですね〜ずっと北海道住みですが初めて見ました!」
「よほど水っぽい雪で吹雪いたんでしょう」
「殴った衝撃でつらら落ちてきて手首ギロチンになりそう」
といった声が寄せられている。
割ったらちょっと楽しそう
長年北海道に住んでるけどこんなこと初めて! pic.twitter.com/SkLMFEBGZY
— 舛田 那由他【北海道・胆振・むかわ町法城寺住職】 (@mukawa00houjouj) March 2, 2021
話題になっているのは、ツイッターユーザーの舛田那由他(@mukawa00houjouj)さんが2021年3月2日に投稿した動画だ。
10秒ほどの動画の冒頭では、窓ガラスは閉じられている。外の景色はモザイクのようになっていてよく見えない。
そこからスーッと窓が開いていくのだが......なんと、景色はほとんど変わらないまま。大きな氷の板が、窓全体を覆うように張っていたのだ!
道理で、外の景色が見えないはずだ。
その後、撮影者が左手で氷の板の一部をパンチ。「ぱきゃ」という音を立てて氷に楕円形の穴が開く。
穴の周りには数本のひびが走るが、パンチの衝撃で上にある氷柱が落ちてくるということはなかった。氷の厚み自体はそれほどなさそうだが、断面に触れると指を切ってしまいそうでちょっと怖い。
![パキパキだ](https://cdn.j-town.net/images/2021/town/town20210303200535.jpg)
Jタウンネットは3日、投稿主の舛田さんに詳しい話を聞いた。
北海道むかわ町の寺で住職をしているという舛田さん。動画は2日の午前10時半ごろに撮影したものとのことで、アメダスの観測値によると、鵡川(むかわ)の気温は1日の夕方ごろから2日まで、氷点下だった。2日未明までは風も吹いていたようだが、朝方には静かになったようだ。降水量は、0~3.5ミリの間で推移している。
窓に張った氷について舛田さんは、
「車に乗って見たらこうなってました。今までに無いことだったのでワクワクしました」
と撮影当時を振り返る。ちなみに、このあとはすぐに出発するために、全ての氷を割ったとのこと。