「残業するな」←こんなVtuberいたっけ...? 空目から爆誕したキャラクターに「デビューいつ?」の声
「具体的なVTuber化」は考えていない
ツイッターでの反響に対して、深井さんは、
「普通に期待や好感を感じてもらえているのはとても嬉しいです!自身がVTuber関連の活動や仕事を多数手掛けさせて頂いている事もあってか、『まさか実際に動き出すんじゃないか?』というほのかな期待も感じますね」
とコメント。ただ、その一方で、
「その上でちょっと申し訳ないながらも、僕自身は『具体的なVTuber化』は考えないと思います。というのも、仮に『じゃあちょっとデビューさせちゃおう』と動いてそれが実現したとして、そんな気軽さのままだと、デビュー...生まれた瞬間が彼女の話題性の最高潮になってしまうんです。その道はきっと、受け取る側にとっても『残業スルナ』ちゃんにとっても幸せとは言えないと思うんですよね。
さらに、彼女は名前とキャラ性を既に持つからこそ『こういう子なのでは?そうあってほしいな。』の解釈が人の数ほどに増えるほど高まるのもあって、よりVTuberとして要求されるハードルが高く、多くなるのも課題としてあると思います」
と懸念を述べた。VTuberという「人格をもって生きているキャラクター」に対する生みの責任の一端を担うには、「ツイッターのネタからなんとなくノリで」だとちょっと軽率にすぎるだろうなと考えている、とのことだ。
「『残業スルナ』ちゃんは既にファンアートや配信実況用のハッシュタグ、さらにはファンメイドでロゴが生み出されるなど、既に創造力を働かせてくださっている方々のおかげで広がりを見せてくれています。仮想のVTuber、「バーチャルVTuber」などと僕は呼んでみたりもしましたが、居ないVTuberをあたかも居るかのように楽しむ、例えば『スルナちゃんの配信が見たくて思い切って定時退社できる会社に転職しました』、『拡声器で歌枠とかやっぱやべーやつで草』と、SNSで各々のイメージで反応してみたり、ファンアートを描いてもらったりもする。もしかしたらチャンネルも配信動画もないのに、誰かが声を吹き込んでツイッターにハイライトの切り抜き動画だけが謎に上がるかもしれない。それはかわいい女の子の声かもしれないし、いわゆるバ美肉、ボイスチェンジャーおじさんでもいい。
そんな一連のオモシロ空想企画としてはとてもワクワクするので、『実際にVTuber化』だけじゃない道で、残業スルナちゃんと一緒にいろんな人が幸せになるように歩けたら、それはすごく楽しそうだなあと感じていますね」(深井さん)