「機内食の水」が地上で格安販売中! 一体なぜ?メーカーに聞くと...
「国際線が止まり、消費量が落ちたため在庫過多に」
Jタウンネットの取材に答えたのは、「盛田」のマーケティング本部商品企画室の担当者だった。「越前の自然水」の格安販売に至った事情、背景について聞いた。
「これまでは国際線の機内食向けに製造・販売を行っていましたが、2020年4月の一度目の緊急事態宣言発令に伴い国際線が止まり、消費量が落ちたため在庫過多になりました。
いよいよ賞味期間が近づいたため、このままではもったいない、喜んでいただけるお客様がいらっしゃればお届けしたい、という想いと願いを込めて、処分販売を行うことにしました」
処分販売を始めたのは、20年12月から。販売ルートは、「主には弊社取引先様とグループ会社での販売です。小売店店頭、ネット通販、オフィス内設置販売、持ち帰り寿司店など」ということだった。
SNSで大きな反響があったことについては、
「行き場を失いつつある状況に、このまま処分してしまうのはもったいないと、心苦しい気持ちがありましたので、喜んでいただけるお客様のお手元に届けられたら、大変嬉しく思います」
とコメントした。
グループ会社のネット販売先としては、「ドリンク屋楽天ショップ」があるという。
Jタウンネット記者が覗いてみると、「SOS お助け下さい」というアイキャッチが飛び込んできた。「コロナお助け企画」というコピーや「行き場のない商品はこちらです」というメッセージも見える。
「あー美味しそう!!!」「ふと飲みたいときにいいね」「実際見たらつい買っちゃうw」などと言う方、国際線機内食気分を味わいたい読者はどうぞ。ただし賞味期限が迫っている(ドリンク屋楽天ショップには「賞味期限:21年2月11日」との記載あり)ので、お早めに。