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「まあ、隣にスワンなよ」 お悩み相談中?池の前にたたずむ人間とオオハクチョウの友情に反響

松葉 純一

松葉 純一

2021.01.25 06:00
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1997年4月から飼育してきたが...

オオハクチョウ(写真はJタウンネット記者撮影)
オオハクチョウ(写真はJタウンネット記者撮影)

電話で答えてくれたのは、管理事務所の担当者だった。

「あのオオハクチョウは1997年4月、今から20年以上も前に、オス、メス夫婦で、寄贈されたものです。それ以来、管理事務所が飼育をしてきましたが、2015年6月にメスが死亡しました。死因についてはよく分かりません」

20年弱連れ添った妻を亡くして、オオハクチョウは6年ほどの間、1羽でいるようだ。

渡り鳥のオオハクチョウが飛び立っていかないのは、飼育に慣れてしまったためかもしれない。ときどき池の中に姿が見えないこともあるが、近くの藪の中に潜んでいるらしく、しばらくすると、池に帰って来るそうだ。

飼育員にはすっかりなついているが、知らない人には警戒心を見せることが多いようだ。「人に向かってくることがあるので注意してください」という掲示が立てられているのは、そのためだという。また「お菓子・スナック類を与えないでください」という掲示板もあるが、健康のへ被害や水質悪化を防ぐためらしい。

ところでこの公園はどこ? と知りたい読者もいるかもしれないので、「千葉市」とだけ、お伝えしておこう。他意はない。ハンセンさんの友人の、静かな生活を守ってあげたいから......。

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