「セーターがなんかいずい」←この言葉の意味、分かりますか? 【標準語では説明できない方言】
「いずいはいずいなのよ」
この「いずい」に関しては、北海道の30代女性からも
「北海道で、いずいという表現があります。
歯がグラグラしていずい、目が腫れていずい、目にゴミが入っていずいなどと使います。
違和感がある、こそばゆい、嫌な感覚などという意味でしょうか」
という投稿メールが届いている。どうやら、この方言は宮城県だけではなく、北海道でもほぼ同じような意味合いで使われているようだ。
ちなみに、宮城の方言を取り上げた産経新聞のウェブ記事「『めんこい』『いずい』...宮城の方言の意外なルーツ」(15年2月22日)では、東北大学方言研究センターの小林隆教授の話をもとに、
「(いずいは)室町時代に京都で話されていた『えずい』から来ているこの言葉は、『身の毛がよだつ』や『怖ろしい』の意味だったが、東北に伝わり、体の違和感を指す言葉になった」
と解説している。
何にせよ、どの地域でも「いずい(いづい)」という感覚は、とにかくこの言葉でしか表現ができないようで、ツイッターでは
「上顎がいずい(方言すみません、でもこれしか表現がないw)」 「いずいはいずいやろ。説明のしようがなくていずいわ」 「いずいの意味一生上手く説明できん、いずいはいずいなのよ」
といった意見が複数見られた。
いずいが伝わらなくていずい......何とも難儀な話である。
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