「さすが○○」と言わざるを得ない街の光景3選
「さすが○○」――
その土地の雰囲気を代表するような街の光景を見ると、思わずそんなツッコミを入れたくなってしまう。例えば、「さすが大阪」「さすが六本木」といった具合に。
色々あった2020年。Jタウンネットでは、そんな「さすが○○」な光景を取り上げた記事を3本ピックアップした。
まずは「さすが西成」とツイッターで話題になった看板から。
こちらは大阪市西成区にある「西成酒場 成り屋」という立ち飲み屋の店頭前にある看板。9時から12時まで、お酒とゆで玉子、日替わりの一品を付けた「西成モーニング」が提供されるという。
西成といえば、激安スーパーや居酒屋、ホテルなどを抱える日本を代表するディープスポット。看板を見たユーザーからは、ツイッターに「さすが西成やでぇ!」「西成モーニングは夜勤明け看護師さんたちに喜ばれるかも...」といった反応が寄せられている。
なぜ「西成モーニング」を提供しているのか。2020年6月28日に配信した「『さすが西成』と言わざるを得ないモーニングセットがこちらです」記事では、成り屋の女将が
「西成の土地柄、朝から開いているお店が多いです。そのため朝から飲む人たちが多いんですね。例えば日雇いの人やホームレスのかた、年金生活の人。とにかく朝から飲める街で有名なので様々な人が来店します」
と説明している。朝から飲む人に向けて...、そういう理由とのことだ。
ワンカップに花...?
続いては「さすが蒲田」と注目を集めた、ワンカップをご紹介。
こちらはツイッターユーザーのあくおんさんが東京都大田区・蒲田の路上で撮影した画像。ワンカップの空き瓶に、緋色の花(?)がささっている。流石は飲み屋が軒を連ねる街である。
しかしこのワンカップ、よく見ると...。
ワンカップには、赤いビニール袋のようなものが詰め込まれている。酒瓶に花なんて粋...、と思わせて、ただのゴミだったのだ。さすが...、である。
「さすが京都」な落とし物とは
最後に紹介するのは、京都の道端にあった「上品な」落とし物である。
こちらはツイッターユーザーのあやのさんが、京都の道端で発見したもの。
写真に映っているのは、茶筅(ちゃせん)だ。この光景に、投稿者は
「さすが京都、道端に落ちてるものがちがうんだけど」
とクスり。京都と言えば抹茶だし、抹茶と言えば京都だし...。かなり地域性を感じる落とし物である(3月22日配信「『さすが京都』と言いたくなる上品な落とし物がこちら」)。
看板や落とし物1つで、その背景にある文化を見ることができる。ご当地ネタって、面白い。