ホールケーキのサイズが分からない!→そんな時は「号数」を3倍にすればいいらしい
ホールケーキのサイズが分からない時は、単位の「号」に3センチメートルを掛けると大きさが分かる──。
こんな情報を伝えたツイートが話題になっている。
たしかに、いざ「5号のケーキってどれくらいのサイズなの?」と聞かれて、すぐには答えられない人も多いのではないだろうか。記者もその一人だ。
この「号数×3センチメートル」の公式が本当なら、今後ケーキを買う時にとても重宝しそうだが......。
真偽を確かめるべく、Jタウンネットは日本洋菓子協会連合会(東京都世田谷区・以下、連合会)に話を聞いた。
本当だった
連合会の担当者に確認してみたところ、話題になったツイートの情報は正しく、「号数×3センチメートル」の計算をすれば、実際にホールケーキの型のおおよそのサイズがわかるとのことだった。
例えば「6号」のケーキであれば「6(号数)×3センチメートル」で直径約18センチメートル、といった具合だ。これで、今後は号数から簡単にケーキのサイズを推測できるようになった。
では、そもそもケーキに使われる「号」というのは、どういう単位なのだろうか。
Jタウンネットがケーキの歴史などに詳しい関係者に聞いたところ、
「『号』というのは、『尺』や『寸』と同じで日本で古くから使われている『尺貫法』による単位のことです。いつ頃からというのははっきりしませんが、ケーキの型の大きさを示す単位としても一般的に使われています」
と話した。
ただし、号数で表すのはあくまでも「円形」のケーキのみで、四角形や星形などのケーキに用いることはないとのことだ。
洋菓子の代表格であるケーキのサイズを日本の古い単位で表すというのも不思議な感じがするが、1号が約3センチというのは、少なくともケーキを買う時に覚えておくと便利であることは間違いないだろう。