「エジプトに雪...異常気象や」と投稿された写真 まさかの撮影地に「見事に騙された」「栃木やん」
国土の大部分がサハラ砂漠に属し、年間を通しての降水量も極めて少ないことで知られるエジプト。
そんなエジプトに雪が積もったように見える写真が、ツイッターで話題になっている。雨すら珍しいのに、雪とはどういうことなのか。
その様子が、こちらだ。
そびえ立つピラミッドにはところどころに雪が積もり、手前にある有名なスフィンクスと思われる像の周囲にも雪。地面もおよそ砂漠地域とは思えないほどにぬかるんでしまっているように見える。
な、なんてこった。まさに異常気象というほかない......と、思いきや。
実はこれ、世界各国の名所のミニチュアを展示している「東武ワールドスクウェア」(栃木県日光市)の「エジプトゾーン」の写真だという。冒頭の写真をよく見ると、たしかにピラミッドの後ろに場違いな鉄塔のようなものが見えている。
一瞬本当にエジプトで雪が降ったかのように見えてしまうこの写真に対し、ツイッターでは、
「栃木やん」
「これは見事に騙された」
「一回信じて母に言っちゃったじゃないですか!」
といった声が寄せられた。一方で目ざといユーザーからは、
「最初信じたけど裏のエッフェル塔(多分)で違うと気づいた」
「人物を拡大してみたらわかりますね」
といった声も出ていた。
エッフェル塔に気付けるかがカギ
話題になっているのは、ツイッターユーザーの東洋水(@Ran_Paratrooper)さんが2020年12月19日に投稿した写真。東洋水さんはまず以下のツイートを投稿。その翌日に、ネタバラシだとして、東武ワールドスクエアで撮影したこと明かしていた。
22日、Jタウンネットが投稿主の東洋水さんに詳しい話を聞くと、
「その日はたまたま大雪で、降雪の無い国のミニチュアにも雪が積もっていたので、これを撮影・掲載すればフォロワーがどんな反応をするか見たくて投稿しました」
と経緯を明かした。撮影した日時は17日の14時ごろだという。
また、東洋水さんは実際に写真の光景を見た際の感想について、
「東武ワールドスクウェア自体、訪れるのは初めてだったので、ミニチュアにはかなり迫力を感じ、積雪も相まっていい光景だな、とは思いました」
と話した。
ツイッターでの反響について、東洋水さんは、
「これは元々フォロワー向けのなぞなぞツイートのつもりでした。ですので、写真を見て頂ければと分かると思いますが、ピラミッドの後方にわざとエッフェル塔の先端を写しておきました。
それが、思ったより伸びてしまい、楽しんでくれる方もいましたが、盲目的に信じてしまう人や陰謀論者も現れたので、少々困惑している所もあります」
とコメントしている。