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広島から事故と渋滞がなくなる日 誰もが安心して暮らせる街へ...「未来の広島」の姿とは

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2020.12.10 18:00
提供元:広島県

「中長期的には郊外でも」

Jタウンネットは10月14日、コンソーシアムの代表である中電技術コンサルタント道路交通部の山崎俊和課長と、東京大学の須田教授を取材した。

ひろしまサンドボックスとしての取り組みは2019年からだが、通信型ITSを用いた車車間通信・路車間通信の研究は、現コンソーシアムから広島大学を除いた5産官学が13年から実施。安全運転支援システムを構築し、広島市の公道で実証実験を行っていた。

「車車間通信は13年の時点でひな形ができていました。今回はそのデモンストレーションです」

制御動力学を専門とし、広島電鉄やマツダとは昔から関わりがあったという須田教授。13年から行っていた研究は、自身から持ちかけたものだという。

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信号機に取り付けた通信型ITS路側機(中電技術コンサルタント提供)
信号機に取り付けた通信型ITS路側機(中電技術コンサルタント提供)

では、広島の道路交通事情にはどういう特徴があるのか。中電技術コンサルタントの山崎さんに聞いてみると、

「広島は路面電車が通っていることが一番特徴的です。他の都市にもありますが、全国的に見ても営業路線が長いです。ただ、便利な反面、自動車の右折などは難しい。特に県外から来られると、どのタイミングで右折したらいいかわからないということがあると思います。

また広島市はバス路線も多く、交通網が市内に集中しています。渋滞の一因にもなっていると思いますし、事故に至らないまでもヒヤッとする場面もたくさんあると思います」

路面電車に気づかず、ぶつかりそうになった...というヒヤリハットは、広島市内では誰にでも起こり得る。

そのうえ土地勘のない観光客がレンタカーを借りるとなれば、慣れない道を電車を気にしながら走らなければならない。認知・判断能力や身体能力の低下した高齢ドライバーも、安心して運転できるとはいい難い状況だ。

「今は都市部で実験をやっていますが、高齢化が進んでいますので、中長期的には郊外でもやりたいです。高齢になると車がだんだん運転できなくなり、市内に出てくるのも難しくなってきます。

そういう方々も気軽に市内に出てこられるようになれば、『住みやすい広島』になると思います」(山崎さん)
東京大学・須田義大教授(写真左)中電技術コンサルタント・山崎俊和課長(同右、編集部撮影)
東京大学・須田義大教授(写真左)中電技術コンサルタント・山崎俊和課長(同右、編集部撮影)

もともと島しょ部や中山間地域が多い広島県。広島市内の交通網を整備する一方で、郊外から都心部へのアクセスを良くするのも街づくりの重要な要素の一つだ。

今回の実証実験はそんな街づくりの第一歩。須田教授は、実装化に向けての課題を次のように話す。

「相当うまくいっているんですが、技術的にいろいろ詰めていくことはあると思います。あとはエコシステムをきちんと回して、持続的なモデルを作っていくというところですかね」

また山崎さんは、「車載器をどのように量産化・商品化していくかだと思います」と指摘。越えなければいけない壁はいくつかあるようだ。

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