これは飲んでみたい...! 薬剤師が調合したコーラが奈良にあった
[ちちんぷいぷい-毎日放送]2020年11月23日放送の「楽しむ奈良ここスペシャル」のコーナーでは、薬剤師が作るコーラを紹介していました。
江戸時代の風情を残す奈良・橿原市今井町。町全体が「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されています。安土桃山時代から江戸時代にかけて栄えた商人が多く、財力豊かな町として知られていました。
そんな今井町で作られているのが「おにみみコーラ」1058円(税込)。このシロップを炭酸など割って飲むのだそうです。
このおにみみというのは今井町の伝統の風邪薬で、作っているのは創業115年の医薬品製造会社「端壮(たんそう)薬品工業」代表の薬剤師・中村康之也さんです。
10種類の香辛料をブレンド
「鬼の耳が風(風邪)を切る」という縁起のいい名前からとったこのコーラは、中村さんが調合した10種類(シナモン、ジンジャー、ナツメグなど)の香辛料をブレンドしているとのこと。
飲み方は、シロップ大さじ1を炭酸水150~180ミリで割っていただきます。「コーラの甘みに後からスパイスがやってくる」とのこと。
今井町には昔は数軒の薬の製造会社があったそうですが、時代とともに減っていき現在はこちらの1軒だけに。
「薬は具合の悪い人が使うもの。体が元気な人に楽しんでもらえるものはないか」(中村さん)
そんな思いから生まれたのが体にやさしい「おにみみコーラ」とのことでした。今の時期にはホットもおすすめなんだとか。体も心も温まりそうなコーラですね。
(ライター:まみ)