ゲーム好きの子供に「上履きの左右」を一発で理解させる画期的な方法がこちら
子どもにとって、右と左を区別するのはなかなか難しい。
よく言われるのが「お箸を持つ方が右、お茶碗を持つ方が左」。だが、そう言われてもピンと来ないという子も、左手でお箸を持っている子もいるだろう。
そんな中、あるお母さんが子どもでも左右が分かりやすいように工夫を施した上履きがツイッターに投稿され、話題になっている。
それがこちらだ。
これは2020年11月24日、ツイッターユーザーのみのむしまろ(@minomushimaro)さんが
「今までで一番左右が伝わってる気がする」
とコメントをつけて投稿した画像。
上履きに描かれているのは家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」のコントローラー「Joy-Con(ジョイコン)」だ。
標準タイプの「Switch」の本体の左右には、このジョイコンが付属しており、取り外しも可能となっている。
おそらくもっともスタンダードなのか、右に赤、左に青のジョイコンがついた「ネオンブルー・ネオンレッド」のSwitchだろう。
みのむしまろさんが工夫した上履きも、同じように右に赤、左に青のタグが付いている。
子どもにとって馴染みのあるSwitchのJoy-Conであれば、きっと左右も分かりやすい。とても素敵なアイデアである。
どうして「Joy-Con」を描いたの?
Jタウンネットは26日、投稿者のみのむしまろさんを取材し、この上履きのアイデアについて詳細を聞いた。
みのむしまろさんは5歳の男の子と2歳の女の子のお母さん。上履きは息子さんのもので、2学期が始まった9月から使用しているとのこと。
上履きには昨年から、左右の履き間違え防止の絵を描いていた。Joy-Conの絵柄になる前は、頭としっぽ側に分けたワニのイラストだったそう。
それがどうして、変わったのだろか。その経緯について、みのむしまろさんは
「私自身が左利きを矯正されていて『お箸が右』の感覚が理解できず小4くらいまで左右があまりわかりませんでした。
なのでわかりやすくなればいいなとは思っていました。
二学期にうわばきを新しくしたときに、ふと息子が描いたジョイコンの絵が目に入って『ジョイコンにする?』と息子に聞いたところ喜んだのでジョイコンにしてみました」
と説明する。
何でも、7月にSwitchを購入し、「あつまれ どうぶつの森」で遊ぶのにハマッていたという息子さんはJoy-Conの左右を間違えることはなかったらしい。
「左右間違えると操作ができないし、ちゃんと操作しやすいようにデザインされているからだと思います。色が違うのもわかりやすかったです。
文字入力もスラスラ行い私に『エルボタンを押すんだよ』とか『ゼットアールだよ』とか操作の仕方を教えてくるくらいになっていて。話すときでも『右ってどっち?』と聞かれて『ジョイコンの赤だよ』と答えれば通じたのでちょうどいいやと思って描きました。
マイネーム一発描きで描いたら太ったチンアナゴみたいになってしまいましたが息子はジョイコンだと言ってくれたのでジョイコンということにしました」(みのむしまろさん)
かかとについているのは、クレアフォームというメーカーのプラスチック製ネームタグ「くつのしっぽ」。
この「Joy-Con上履き」、息子さんの反応はどうだったのか。尋ねると......。
「最初絵を描いたときはとても喜んでいましたが、もうあっという間に当たり前になりました。
この左右イメージがわかりやすかったのか、それとも成長もあるのかも知れませんが『L=左』『R=右』が定着して、中敷きにかいてある他のくつも左右を間違えなくなりました。下の子にもくつの左右を教えてあげています」
とのこと。素敵なアイデアで、息子さんもばっちり左右を理解することができたようだ。
みのむしまろさんの投稿に、ツイッターでは
「天才!!!!!!」
「これは一発で覚えるし間違えない」
「右と左の概念って、右と左の言葉を使わずに説明って本当に難しいから、これ良いかも」
「利き手の左右も関係なく、子どもが完全にイメージできる最強の答え...」
「真似させてください!」
といった称賛の声が寄せられている。みのむしまろさんにこういった反響の感想を聞くと、
「Twitterなどで左右履き間違え防止ライフハックとして、車やアンパンマン、ハート柄などが左右に割られた画像はよく見ていて当たり前だと思っていたので、思った以上に反応いただけてびっくりしました。
特に、私と同じような左右がわからなくて困った思い出がある方にわかりやすいと言っていただけたのがうれしかったです。
みんながみんなSwitchを持っているわけではないので、その子その子に合ったやり方が見つかるといいなと思っています」
とコメントした。