これは確実に癒される... ホテル宿泊者への「アヒルちゃん」サービスが話題に→なぜ導入?担当者の思いを聞いた
なぜバスルームにアヒルがいるの?
Jタウンネットは17日、投稿者のNAKAJI-MAさんに話を聞いた。
今晩泊まったホテルで、かつてないサービスを受けている pic.twitter.com/FJ9tfZcAx1
— NAKAJI-MAcyspo (@nakazeean) November 13, 2020
アヒルちゃんがお出迎えしてくれたのは、調布アーバンホテル(東京都調布市)。自転車メディアに携わるNAKAJI-MAさんいわく、
「近くには味の素スタジアムや、東京五輪の自転車ロードレースがスタートする武蔵野の森公園があるとてもいい場所」
にあるという。
そんなホテルにNAKAJI-MAさんが宿泊したのは13日。バスルームにいたアヒルちゃんについて聞くと
「もちろん、ちゃんと連れて帰りました! 自分のあだ名がアヒルちゃん編集長にならないか心配です」
とのことだった。
それにしても、どうしてこのようなサービスを実施しているのだろうか。
その詳細を聞くべく、Jタウンネットは20日、調布アーバンホテルを運営するタイレル(東京都府中市)を取材した。
取材に応じたホテル事業本部の本部長によれば、このサービスは調布アーバンホテルのみでなく、同社が運営する18のホテルの全室で毎日提供されているものだそう。
このサービスを始めたのは、7年ほど前。
「私共のホテルでは、お客様のおもてなしにとても力を入れています。そのため、各種予約サイトでのお客様からの口コミも意識して見ていたのですが、その中に『浴室』という評価項目があるんですね。
実はこの項目、どんなにいいホテルでも3.1とか3.2とかそのぐらいの点数しかつかないんです。確かにホテルはユニットバスなことも多く、家のお風呂と比べてみても、なかなかご満足いただくのは難しいんです。
そこで、この殺風景なホテルのユニットバスで、どうすればお客様に喜んでもらえるのか会議で話し合いをしました。その際、とある支配人から『お風呂におもちゃのアヒルを浮かべてみては?』との提案があったんです」
当初は、「ふざけてるのか」と思われてしまうかもしれない、との不安もありながら、実験的に常連客や女性客の部屋など、ごく一部に限定的にアヒルを置いてみたという。
前の利用者の忘れ物だと勘違いされてしまわないように、と場所にもこだわった結果、バスタブのバスマットの上という位置に決まった。
「すると、利用されたお客様のアンケートで『安らぎました』『癒されました』というお声を、たくさんいただけました。しかも、特に40、50代の男性のお客様からの反響がとても大きくて。それがとても嬉しくて、こんなに多くの方に喜んでいただけるならぜひ続けようということになりました」