炭治郎、禰豆子がネコの姿に...! フェルトで作った「鬼滅のにゃいば」が驚きのクオリティ
子供から大人まで世代を問わず人気を集めている「鬼滅の刃」。そのキャラクターを、羊毛フェルトを使って再現した人がいる。
こちらはツイッターユーザーのにょにょみ羊毛(@payacopaya)さんが2020年11月15日に投稿したものだ。
写真に映っているのは、投稿者が制作した羊毛フェルト作品。キャラクターの顔や体は、猫をモチーフにしているようだ。
再現されたキャラクターは、右から順に主人公の竈門炭治郎(かまど・たんじろう)、その妹の竈門禰豆子(かまど・ねずこ)、仲間の我妻善逸(あがつま・ぜんいつ)と嘴平伊之助(はしびら・いのすけ)だ。みんなにゃんこ化している。
もちろんただ猫になっているだけでなく、それぞれのキャラクターの特徴を見事に再現している。たとえば、禰豆子が咥えている竹筒や、伊之助が両手で構えるギザギザの刀だ。また服装はもちろんのこと、作品が設置されている土台や背景も手作りようだ。
制作者の気合の入れっぷりに、驚くばかりである。
Jタウンネットは、投稿者のにょにょみ羊毛さんに詳しい話を聞いてみた。
とくにこだわったポイントは...?
11月16日、Jタウンネットが制作者のにょにょみ羊毛(以下、にょにょみ)さんに、制作のきっかけを聞いてみると
「羊毛フェルトとぬいぐるみ(縫うこと)をなにか掛け合わせて出来ないかと考え、猫の姿に衣装を着せたらかわいいな、と思い作りはじめました」
と話した。
彼女は、普段から仕事として依頼を受けてぬいぐるみの制作を行っているという。羊毛フェルトでは主に猫の作品をつくり、インスタグラムにも写真をアップ。猫は以前飼っていたため、大好きだと話す。またアニメも好きで、「鬼滅の刃」も視聴済みだという。
フェルトの技術は独学で学び、数年前に飼い猫が死んでしまい「もう一度会いたい」という思いで、羊毛フェルトで飼い猫を作り始めたそうだ。
今回作ったのは、鬼滅×猫のフェルト作品。制作期間は約1か月だという。
どうやって作ったのだろうか。
「体は動くように中に針金が入っています。ベースは羊毛フェルトの人形で、上から衣装を着せました。
刀の部分は羊毛でもぬいぐるみでもなくどうやって作ればいいか分からず一番苦労しました。厚紙に絵具で色を塗ったのですが一番納得いっていない部分でもあります。背景は黒い画用紙を切り絵にし、青い画用紙に貼り付けました」
にょにょみさんは、かつてネイルの学校に通っていたことがあるという。それぞれのキャラクターの目にはガラスの半球玉を用い、裏からジェルネイルの道具を使ってカラーリング。「絵具などより瞬時に乾いてくれるので扱いやすいです」と話した。
こだわりを聞いてみると
「目の部分にアニメっぽさが出るので、他の顔のパーツは出来るだけリアルになるようにこだわりました。服の部分は、生地屋さんに行くと人間用の大きな模様の生地しかなく、小さな人形の服にすると模様が大きすぎました。なのでランチクロスを使いました」
と説明。大変だったのは、伊之助の体だったという。
「一番左のグレーの猫ちゃんの筋肉質な体の表現が難しくて大変でした」
作品に名前をつけるとしたら、
「鬼滅のにゃんこ、、?」
とのこと。
最高にカッコかわいい作品だ。