千葉市美術館の中に「せんべろ居酒屋」があった なぜそんな場所に?市の担当者に聞いた
美術館に併設されている飲食店といえば、多くの場合カフェだろう。
展示を楽しんだ後に、ミュージアムカフェでほっと一息つくのは至福の時間だ。
しかし、2020年7月1日にリニューアルオープンした千葉市美術館は一味違う。
同館の地下には現在、こんなお店がオープンしている。
刺身にビール、そして升がヒタヒタになるほどたっぷりと注がれた日本酒。そう、居酒屋である。
どこか居酒屋らしくないコンクリート打ちっぱなしの壁には、「甲子正宗」「木戸泉」「腰古井」...といった地元・千葉の酒の銘柄がずらり。
同館では千葉市や房総ゆかりの作品も収集しているため、千葉の風土で生まれた美術を鑑賞した後、地酒を堪能できるというわけだ。
20年10月11日、同館を訪れたツイッターユーザーの黒織部(@kurooribe)さんは、写真とともにこう呟いている。
「千葉市美術館、地下に居酒屋ができてさらによくなってしまった」
なぜ美術館に居酒屋ができたのか。Jタウンネット編集部は30日、同館を管理運営する千葉市文化振興課を取材した。