「鬼滅の刃」禰豆子コスにぴったり? 京都名物「竹筒羊羹」にまさかの注目
コスプレファンも反応「使える」
投稿者・風増さんは、ひょっとして京都出身? Jタウンネット記者の質問に、風増さんはこう答えた。
「私は京都出身です。件の竹羊羹は、10年以上前に差し入れか何かでいただいたのを食べたことがあったのを思い出して、ツイートしました」
ところで風増さんは「鬼滅の刃」を映画、アニメ、漫画などで知っていたのだろうか。
「実はまだあまりしっかりと読んだり観たりしていないんです。飛び飛びにアニメを観たりして、こういうキャラが出て来てこういう関係なんだな、というのを把握している程度でしょうか。今回のツイートがきっかけでちゃんと腰を据えて観てみようかなと思いました(笑)」
ツイッターでの反響はどう感じたのだろうか。
「作品名を出していた訳でもないのに、竹筒だけのイメージであれだけの反応があったことに驚きです。やっぱり今一番多くの人を惹きつける魔力を持っている作品なんだな、と思いました。
あと、リプライを読んでいるうちに全国の竹羊羹事情にちょっとだけ詳しくなれました(笑)」
竹筒に入った羊羹の存在が、大きな反響を呼んだことに、驚いたようだ。改めて、「鬼滅の刃」という作品の魅力、影響力を実感したらしい。
ちなみに、風増さんが紹介した竹筒羊羹には、コスプレファンとみられるユーザーも反応。ツイッターには、「コスプレ用に使えるやん」「食べ終わったら禰??豆子のコス出来ますね」といった反応も目立っていた。
ところで、竹筒入りの水羊羹とは、いったいどんなものなのだろう。 Jタウンネット記者は老舗和菓子店「亀屋良長」(京都市)に取材した。
取材に応じた担当者の話などによると、亀屋良長の竹筒羊羹「竹とり」は京都産の「真竹」を使用している。
また1803年の創業以来、店先から湧き出る「醒ヶ井水」を使っており、炊き上げるこし餡は、さっぱりとした甘みが特色で、小豆の風味もしっかりと味わえ、つるんとなめらかな喉越しが格別だという。
20年7月には商品のリニューアルを行い、竹の太さは、少し太いものも細いものも採用するように改めたとのこと。竹筒の長さも、ひと節分をなるべく使うことで、竹のロスを減らしながら、水羊羹の容量はおよそ2倍になったという。
残念ながら、亀屋良長の竹筒羊羹「竹とり」は夏限定の商品で、例年7月から販売されているそうだ。そのほかのメーカーでも、竹筒羊羹は夏季限定の商品としているところが多いようだ。
「鬼滅の刃」の人気はまだまだ続くと思うが、子供たちへのサプライズなお土産として喜んでもらうのは、どうやら来年の夏までお待ちいただくしかない、かもしれない。