漫画家が教える「マクドナルドでスマートにゴミを捨てるコツ」が話題 これが正解?マクドナルドに聞くと...
公開中の映画「映像研には手を出すな!」の原作者で漫画家の大童澄瞳(おおわら・すみと)さんが2020年10月19日に投稿した、「マクドナルドでスマートにゴミを捨てるコツ」がツイッターで話題になっている。
マクドナルドの店内に設置されたゴミ箱は、捨て口の上下にフタが付き、どちらかを押すと両方のフタが奥に押される仕組み。だが、上下のフタが連動していることに気づかず、
「片手でフタを押し、もう片方の手でゴミを捨てている」
「フタの隙間にトレイを突っ込み、手で押し込んでいる」
といったやり方をしている人もいるだろう。
そんな人にこそ見てほしい。これがスマートなゴミの捨て方だ。
まず、大童さんは動画内で「間違った捨て方」(フタの隙間にトレイを突っ込み、手で押し込む)を紹介。次に「正しい捨て方」として紹介したのが、
「トレイで下のフタをおさえ、トレイを傾けてゴミを流し込む」
という方法だ。
大童さんはもえるゴミを捨てた後、トレイを滑り台のようにして、フタとストローをもえないゴミに捨てた。
これならフタを触ることなく、ゴミを捨てることができる。ゴミが捨て口につっかえることもなく、非常にスマートだ。
ツイッターではこの方法が話題となり、
「なるほどトレイはそこに当てるのか」
「ゴミ箱の入り口触りたくなかったので、トレーで抑えてはいましたが、下をしっかり押さえるといれやすいんですね!」
「コレ分かる?間違ったやり方でやってくれてるが、銀の蓋の部分素手で触りたくないんよね」
といった声が寄せられている。その一方で「常識だと思ってた」「私もこんな感じで捨ててます?」といった意見も見られ、このやり方をしている人は一定数いるようだ。
大童さん「メリットは衛生面」
Jタウンネットは10月20日、動画を投稿した漫画家の大童さんを取材した。
「小さい頃から物の構造を考えたりすることが好きでした」と話す、大童さん。マクドナルドのゴミ箱のフタが上下連動していると気付いたのは中学生の時だ。
それ以降、大童さんはいつもこの方法で捨てている。
スマートな捨て方のメリット・デメリットを、大童さんに聞くと、
「メリットは衛生面です。地域によっては分別が必要な場合とそうでない場合がありますが、どちらの扉もトレイで押し開けることで、ゴミ箱の扉に直接手で触れずに捨てられることは衛生的にもよいと思っています。
おそらくこのゴミ箱の構造上、この使い方が正解であると思われるので個人的にデメリットはあまり感じていません」
と説明。
投稿が話題になったことについては、
「いつも他の客の捨て方を観察しているのですが、上下で開く扉になかなか苦戦している様子が見受けられます。この投稿によって、スムーズで衛生的なゴミ捨てが広まればいいかなと思っています」
と話している。
マクドナルド「捨てやすい方法で捨てていただければ」
Jタウンネットは10月23日、日本マクドナルドを取材。「トレイで下のフタを押さえて捨てる」というやり方に問題はないか、広報担当に聞いた。
「投稿にある『サンキューボックス』は下の扉を軽く押すと上の扉が開く上下連動式となっていますので、お客様にとって捨てやすい方法で捨てていただければと思います。
なお、ご使用後のトレイは毎回清掃させていただいており、サンキューボックスの蓋も定期的に清掃させていただいております」
サンキューボックスとは店内のゴミ箱のこと。大童さんが紹介した捨て方に、問題はないようだ。
また、ゴミの「正しい捨て方」があるか担当者に聞いてみると、
「特にございません。お客様にとって捨てやすい方法で捨てていただければと存じます」
とのこと。マクドナルドのゴミの捨て方に、正解はないらしい。
大童さんの紹介した方法が話題になっていることに対して、担当者は、
「お客様それぞれの慣れた方法や捨てやすい方法がおありだと思います。いつもゴミ捨てにご協力いただいておりますことに、心より感謝申し上げます」
とコメントしている。