東日本で「おにぎりせんべい」はレアって本当? 気になる噂の真相を、メーカーに聞いてみた
「関東では限られたスーパーのみ」
マスヤの公式サイトによると「おにぎりせんべい」は1969年に発売。当時のせんべいは丸や四角が主流だったが、「三角のおせんべいがあってもいいじゃないか」ということで三角の形になった。
現在では、しょうゆ、わさび、銀しゃりといった複数の味が販売されている。
Jタウンネットは2020年10月13日、マスヤ営業本部チームの担当者に「おにぎりせんべい」について詳しい話を聞いた。
担当者によれば、最もベーシックな「しょうゆ」味は全国で販売している。ただ、販売店舗数は地域によって差があるようで、
「西日本、特に東海・近畿ではどこのスーパーでも売っています。しかし関東では限られたスーパーでしか販売していないのが現状です。東北なんかは一番入ってないかもしれません」
と話している。
マスヤおにぎりせんべいの公式ファンクラブサイト「おにぎり倶楽部」には、全国の知名度を示した「47都道府県おにぎりせんべい知名度調査」が掲載されている。調査期間は11年10月~12年9月、各都道府県で100人ずつに聞いたという。
結果は一目瞭然。おにぎりせんべいの知名度を表す「認知度指数」は、北海道・東北地方が明らかに他地域より低い。宮城は53%と半数を超えているが、岩手は21%、青森、秋田、山形、福島に至っては10%台だ。
首都圏は東京56%、神奈川59%、埼玉55%と約半数程度。マスヤの本社がある三重や、愛知、静岡、滋賀、大阪、兵庫、岡山、広島、山口、香川、熊本、鹿児島が100%になっているのを踏まえると、東西で知名度に差があるのは明らかだ。
担当者は、ツイッターで話題になっていることについて、
「話題にしていただいて、盛り上げていただくのは非常にありがたいです。東日本の方々も、まったく売ってないわけではないので、ぜひ見つけて買っていただければと思います」
と話している。