Googleマップに「川越え」を命令された... ドライブ中、眼前に現れたまさかの光景がこちら
結局どうしたのか
映っているのは、蛇尾川(さびがわ、又はじゃびがわ)である。
この川について、栃木県大田原市公式サイトでは次のように説明されている。
「大佐飛山地(おおさびさんち)を源とする大蛇尾川と、日留賀岳(ひるがだけ)を源とする小蛇尾川が塩原付近で合流して蛇尾川|(さびがわ)となります。
しかし、ここから先は水無川(みずなしがわ)(伏流水)となり、10キロメートル以上も地下を旅した水は、大田原市に入った頃に再び地表に現れ清流となって市内を流れていきます」
写真が撮影されたのは、那須塩原市。つまり、この辺りでは蛇尾川の水は普段、地下を流れているらしい。
Googleマップの航空写真でこの付近を見てみると、確かに水はなく、砂利道の上を車が走行している様子を確認できた。
しかし、11日の投稿ではしっかりと水が流れている。
当時、だのさんは、1人でドライブをしていた。車を走らせる中で、怪しいと思ったことがあるという。
「道が急に未舗装になった時点で怪しいなと思い、次に『増水の危険があるときは通行を禁止します』の看板が現れ、沈下橋か何かがあるのかなと思いましたが、そういったものは現れず目の前に川の水が現れたときはかなり驚きました」
立て看板が示す通行禁止の条件とは、「増水の危険がある時」ということだ。つまり、増水さえしていなければ、渡ることができる場所なのである。
だのさんによれば、ドライブの前日に雨が降ったという。ツイートでは、こう説明している。
「この川は那須に多い水無川でおそらく普段は水がなくて通行できると思うけど昨日雨だったので今日は無理だった」
念のため渡ったのか聞いてみると、
「その後は別の道から橋を渡って対岸に渡りました」(だのさん)
とのこと。Googleマップは、「普段は水が流れていない川」があるということを想定していなかったのかもしれない。