カントリーマアム「だんだん小さくなってる」説は本当か 不二家に真相を聞いてみると...
機械の進歩も影響していた
Jタウンネットはカントリーマアムの製造・販売を手掛ける不二家(東京都文京区)の広報担当者を取材した。
担当者によれば、カントリーマアムシリーズは1984年に発売。これまでに様々な種類の商品が販売されており、なかでも20枚入りの「カントリーマアム(バニラ&ココア)」(92年発売)が現在の主力商品となっている。
カントリーマアムは昔より小さくなってしまったのか。さっそく担当者に聞いてみると、
「実際に、バニラ&ココアの1個あたりの規格重量は2014年に平均10.5グラムから10グラムに変更しています」
規格重量が0.5グラム下がっていた...つまり昔よりカントリーマアムが小さく感じる、というのは十分あり得る話なのだ。
そして「サイズが小さくなった」と言われている理由について、担当者はこんな話もしている。
「昔の機械では1個当たりの重量にばらつきがありました。規格重量を最低値として、それよりも大きいものを出すという傾向にありました。
その後は、設備投資をして機械の精度もかなり上がっています。規格重量はあまり変わっていませんが、1個当たりの精度が高くなり、重量のブレが少なくなりました」
機械の精度が上がり、昔ほど規格重量を超えるものが減っていると考えられる。
ただ、規格重量は商品の種類によって異なる。バニラ&ココアの規格重量は10グラムだが、「(シリーズ内でも)いろいろなサイズの商品があります」と担当者は話している。