お店の前にバナナが宙づり まるで現代アート?斬新すぎる外観のジュース店が話題に
「馬にニンジンぶらさげるみたいに...」
取材に答えてくれたのは、同店アートマネージャーの伊尾晴香さん。
早速、なぜバナナを吊るすことになったのか聞くと、
「オープンの前日の夜中か、当日の朝、オーナーからLINEで指示があったんです。
『馬にニンジンぶら下げるみたいに、バナナぶら下げといて』って。
それで急遽吊るすことにしたら、それを見た人が『なにこれ?』って来てくれて」
と教えてくれた。実は、直前まではバナナではなくのれんを一枚吊るす予定だったという。
しかし、実際にやってみると「微妙」だったので、バナナに変更されたそうだ。
毎日オープン前にバナナを吊るし、閉店時にバナナを取り入れている。ロープの結び方も日替わりとのことだ。
吊るされたバナナは「スタッフでおいしくいただいてます」とのこと。
また、完熟したバナナしかない場合は、「フェイクバナナ」が使われることもあるという。熟したバナナはすぐにズルンと剥けてしまうので、納得だ。
また、「闇取引みたいでカッコイイ」と好評な小窓だが、こちらもオープン前に急遽作られた。
予定では販売カウンターがある場所には横長の大きな窓ガラスを入れるはずだったが、オープンに間に合わないことがわかり、コンクリートで埋めて小さな小窓を作ることに。
後に窓ガラスに変更しようとも考えていたが、多くの人から好評を得たため、スタッフの間では「このままで行く?」という話が出ているそう。
小窓の大きさは人ひとりが顔を出せるほどの大きさのようだ。
この窓からは強いバナナのにおいが漂っていて、道を挟んだ向かい側にある公園まで届くこともあるそう。
また、スタッフの体にもそのにおいが染みついており、ラーメン屋に行ったときに「バナナのにおいする」と言われたことがあるそうだ。