あのUMAの正体がついに判明? 淡路島の動物園で「ツチノコ」にしか見えない生き物が飼育されていた
誰でも一度はその名前を耳にしたことがあるであろう、ツチノコ。
日本に住むとされているUMA(未確認動物)で、古くから各地で多くの目撃情報がある。
その姿は、胴体の太い蛇のようだといわれている。
そんなツチノコにそっくりな生き物が兵庫県南あわじ市の「淡路ファームパーク イングランドの丘」にいる。こちらだ。
蛇のような姿で、動体だけが太くなっているところといい、色といい、確かに世間一般でイメージされているツチノコの見た目にとてもよく似ている。
これは2020年9月22日、イングランドの丘公式ツイッターに投稿された写真だ。
同施設で以前から実施している、生き物に関する疑問を飼育員に聞くことができる
「生き物の『なぜ?』に飼育員が答えます!」
という取り組みの回答として投稿された。
今回、送られた質問は
「ツチノコはどこにいますか」
というもの。
飼育員さんは、この質問にどう答えたのだろう。
そして、あの写真の生き物の正体は一体何なのだろう?
「ツチノコにそっくりなトカゲがいます」
飼育員さんからの回答は、
「実は私も常々ツチノコには出会ってみたいと思ってるんですよ。
『出産前のマムシを見まちがえたんじゃないか』とか『大きな獲物を飲み込んだヤマカガシなんじゃないか』などの説がいろいろありますが、私はツチノコはいると思っています。
ちなみに当園の植物館(大温室)にはツチノコのイメージにそっくりなアオジタトカゲというトカゲを展示していますので、ぜひご覧ください」
というもの。下にはツチノコをイメージした絵と、アオジタトカゲの絵が描かれている。
そう、先ほどのツチノコによく似た生き物は、イングランドの丘の大温室で飼育されている「アオジタトカゲ」というトカゲの一種だったのだ。
Jタウンネットは25日、イングランドの丘を取材し、飼育係長の後藤敦さんにこの投稿について話を聞いた。
主にこの質問コーナーでの回答を担当している後藤さん。そのクオリティの高い直筆のイラストつきのユニークな回答はしばしばネット上でも話題となっている。
早速、ツチノコそっくりの「アオジタトカゲ」について聞いてみた。
「元々、他のトカゲと比べてみると足が短くて目立たず、胴体が太くて短いことから世間でイメージされているツチノコにとてもよく似ていると思います。今回の写真は、草に隠れて特に足が見えにくくなっていたのでいい写真だなと思って投稿しました」(後藤さん)
イングランドの丘で飼育されているアオジタトカゲの「あおたん」は詳しい年齢については不明だが、10年以上前から同施設にいるそう。
他にも、アオジタトカゲはその名の通り青い舌で敵を威嚇するなど、他のトカゲとは違う少し不思議で変わった習性も持っているという。
今回の投稿に、ツイッターでは
「割とこの子がツチノコの正体なんじゃ...? 胴に対して脚がこれだけ小さければ目立たないだろうし」
「ツチノコはいたんや、、、」
「間違いなくこれがツチノコの正体」
「絶対この子がツチノコの正体でしょ! 野生でみたら写真撮って自信満々にTwitterに上げるレベル」
と、アオジタトカゲがツチノコの正体なのではと盛り上がる声が多く寄せられ、話題となっている。
こういった反響について、後藤さんは
「普段、あまり目立たない存在で、温室でひっそりと飼育されているので、この機会に皆さんに知ってもらえて嬉しいです。人気者になってくれたらいいですね」
と話した。
(9月26日17時30分追記)記事中の名称に一部誤りがありましたので、修正しました。