もし事故ったら「病院搬送まで2時間」 絶対に安全運転したくなる看板が北海道にあった
2020.09.19 08:00
交通事故の多発をきっかけに...
Jタウンネットが投稿者の神威バズ(@red_baz)さんに話を聞いたところ、看板は20年9月3日、幌加内町の国道239号線上で発見。バイクツーリング中に見かけたといい、
「携帯の電波が圏外の所もあるようなルートなので、リアルに感じて安全運転をしなければと思いました」
と当時を振り返った。
このインパクトある看板は、どのような経緯で誕生したのか――。Jタウンネットは看板を考案したという、荒井建設(北海道旭川市)の大森伸樹さん(42)に設置当時の話を聞くことができた。
荒井建設から提供された資料によれば、看板を霧立峠に設置したのは19年8月。4月、6月、7月と3件立て続けに交通事故(死亡事故含む)が発生したことがきっかけだった。
事故当時、荒井建設は現場付近で工事を進めており、大森さんは現場の所長を務めていた。看板は霧立峠での事故多発を受け、警察署と協力して立てたという。
「警察署の人も悩んでて、じゃあ看板立てていいですかってことで立てました。一度デザインを見せたら、署長も喜んでくれました」(大森さん)
看板は異なるデザインのものを、霧立峠に5つ設置した。文言は大森さんが考え、デザインはデザイナーが担当したそうだ。