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「島流し」の声もあるけれど...淡路島はここがすごい! 地元民のアピールに「移住したくなる」「完璧かもしれない」

笹木 萌

笹木 萌

2020.09.03 20:06
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突然だが、みなさんは兵庫県の「淡路島」にどんなイメージを持っているだろうか。

2020年8月31日、人材派遣のパソナグループ(東京都千代田区)は東京にある本部機能の一部を淡路島に移す方針であると各メディアが報じた。機能の移転には社員約1000人(翌日に1200人と発表)の異動を伴うといい、31日には「淡路島」がツイッターのトレンドに入るほど話題となった。

神戸新聞のウェブ版「神戸新聞NEXT」の記事「パソナ代表『全員淡路島に住む想定』すでに1日付で50人移住 東京から本社機能移転」(9月2日付)によれば、パソナグループの南部靖之代表は「基本的には全員淡路島に住む想定」と語っていたとのこと。もし淡路島に移住したら...どんな生活が待っているのだろうか。

そんな疑問を解決するかのように、ツイッターでは「淡路島はここが凄い」と題した4枚の画像が話題となっている。

淡路島の特徴まとめてみた(画像はもりちひろ@chihiroxmoriさん提供)

淡路島の特徴まとめてみた(画像はもりちひろ@chihiroxmoriさん提供)

「さて『パソナ本社機能の一部を淡路島へ』のニュースが流れて早一日。ここで淡路島についておさらいしましょう」

9月1日、そんなコメントとともに画像を投稿したのは、淡路島でみかん農家を営む、もりちひろ(@chihiroxmori)さんだ。投稿ではもりさんの思う淡路島の魅力が分かりやすくまとめられている。

その内容がこちらだ。※()内は編集部で補足

淡路島はここが凄い(1)
東京都23区と同じ大きさ!
淡路島・592.2平方キロメートル(国土地理院の資料では592.51平方キロメートル)
東京23区・619平方キロメートル(同上、627.57平方キロメートル)
town20200903200202.png


淡路島はここが凄い(2)
神戸/大阪が近い!
徳島も近い!
(C)Google、一部加工

(C)Google、一部加工

淡路島はここが凄い(3)
食料自給率110%
※カロリーベース
※日本全体の自給率は37%(19年度は38%)
town20200903200238.png


淡路島はここが凄い(4)
あおい海!おいしげる緑!
town20200903200253.png


島だからといって舐めてはいけない。高速道路を使えば、神戸まで車で約1時間、大阪へは1時間半で行けてしまう。淡路島、意外と優良物件かもしれない。

淡路島には「イオンが3つある」

Jタウンネットは3日、投稿者のもりさんに詳しい話を聞いた。

岡山、宮城、神戸に居住したのち、故郷の淡路島で祖父のみかん農園を継いだという、もりさん。今回の投稿に至った経緯を次のように話している。

「そもそも都市部の企業(パソナグループ)が本社機能を地方に移すのはすごく面白い取り組みだと思っていて、淡路島も適した場所だと思っていました。今回の件も興味深く思っていたのですが、SNSを見ていると淡路島はすごい田舎だというような反応を多く拝見しました。中には『島流しだ』という投稿もあって...。淡路島が田舎であることには異論ないのですが、広いしそこまで何もないわけじゃないよと思って投稿しようと思いました」

パソナグループ本部機能の移転報道は波紋を呼び、一部のツイッターユーザーからはもりさんの指摘するような、淡路島への移住に対する悲観的な声も複数上がっていた。もりさんの投稿はそれに受けてのものだ。

もりさんに淡路島の魅力を聞いてみると、

「本当に食べ物がおいしいです。食料自給率110%はダテではありません。また神戸・大阪・徳島が近いこともひとつの魅力ですが、淡路島も広いのでそれなりになんでも揃います。イオンが3つあるくらい広いです。そして、淡路島は観光地でもあるので、身近に観光気分を味わえるカフェや海があるのも楽しいです。空気もきれいで夜は静か。いいことばかりです」

イオンが3つある...地方民ならこれがどれだけすごいことか分かるだろう。ちなみに、イオン淡路店(淡路市)、イオン南淡路店(南あわじ市)、イオンスタイル洲本(洲本市)の3店だ。

車を買う必要はありそうだが、わざわざ神戸や大阪に行くまでもなく生活するには困らない地域なのかもしれない。

もりさんの投稿に対し、ほかのユーザーからは、

「マジな話、淡路島の玉葱ほど美味しい玉葱はありません」
「むしろ都会で生活するよりストレス減りそう」
「なぜ淡路島?と思ったが、完璧かもしれない。住宅費含めた生活費がかからないと、貯金がメッチャできそう」
「淡路島に移住したくなる。。。。」

といった声が寄せられている。もちろん淡路島にないものもあるだろうが、そんな時はちょっと足をのばせば良いだけ。普段は自然に囲まれた淡路島で暮らし、休日は神戸や大阪に遊びに行く...そんな生活も悪くないだろう。

もりさんは自身の投稿が話題になったことについて、

「『知らなかった!』という反応をいただけることがすごく多いので、淡路島のことを知ってもらえてとても嬉しいです。もうちょっと淡路島のことを伝えたくなりました」

と話している。

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